2016年07月31日 (日) | EDIT |
■ ユナイテッド・シネマ豊洲にて鑑賞
疑惑のチャンピオン/THE PROGRAM
2015年/イギリス/103分
監督: スティーヴン・フリアーズ
出演: ベン・フォスター/クリス・オダウド/ギョーム・カネ/ジェシー・プレモンス/リー・ペイス
公式サイト
公開: 2016年07月02日
「世界一過酷なレース」と称される自転車のロードレース、ツール・ド・フランス。ステージIIIの精巣がんを乗り越えて奇跡の復活を果たし、その後、1999年から前人未到の7連覇を果たしたランス・アームストロングは、まさにヒーローだった。しかしそれは、トレーナーのミケーレ・フェラーリ医師が率いる組織的なドーピングの結果だった。あまりに超人的なアームストロングの動きに、サンデー・タイムズのデイヴィッド・ウォルシュ記者はドーピングを疑うが―――――
自転車競技にはまるで明るくないので、この事件も全然知らなかったのですが、予告が面白そうだったので鑑賞。

2015年/イギリス/103分
監督: スティーヴン・フリアーズ
出演: ベン・フォスター/クリス・オダウド/ギョーム・カネ/ジェシー・プレモンス/リー・ペイス
公式サイト
公開: 2016年07月02日
「世界一過酷なレース」と称される自転車のロードレース、ツール・ド・フランス。ステージIIIの精巣がんを乗り越えて奇跡の復活を果たし、その後、1999年から前人未到の7連覇を果たしたランス・アームストロングは、まさにヒーローだった。しかしそれは、トレーナーのミケーレ・フェラーリ医師が率いる組織的なドーピングの結果だった。あまりに超人的なアームストロングの動きに、サンデー・タイムズのデイヴィッド・ウォルシュ記者はドーピングを疑うが―――――
自転車競技にはまるで明るくないので、この事件も全然知らなかったのですが、予告が面白そうだったので鑑賞。
スポーツである以上、勝敗がある。参加することに意義があるなんて言っても、やっぱりスポーツは勝つ、1位にならないと意味がないと、選手が勝利にこだわるのはわかる。
そして、選手の純粋に勝ちたい、1位になりたい気持ちだけではなく、そこに金、名誉が絡むと、ドーピング問題はどうしても付きまとうもの。
邦題は「疑惑のチャンピオン」となっているけど、原題は「THE PROGRAM」。アームストロングがフェラーリ医師に言う、「俺に勝つためのプログラムを授けてくれ」。このことなんだね。勝つためのプログラム=ドーピング。
1998年のチーム・フェスティナのドーピング・スキャンダルについて触れられていたけど、ググってみたら、ツール・ド・フランスって毎年のようにドーピング問題が持ち上がっているんだね。常態化しているように思える。ドーピングしないと勝てないということは、正直もう限界なんじゃないかと思う。でも、観ている方は前回以上の記録を期待する。
どのスポーツでも起こりうることだけど、アームストロングの場合は、マイナースポーツだったロードレースに光を当てたという功績もあって、長いこと見逃されてしまったってのいうのも問題なんだな。密告した選手が圧力をかけられるシーンがあったってことは、ドーピングは暗黙の了解だったってこと。
アームストロングは永久追放されたけれど、それだけで済む問題なんだろうかと思ってしまう。ドーピングをしない選手がいる訳で、もちろんドーピングに手を染める選手は悪いけれど、勝つことによって利権が得られる、そのためにはドーピングをせざるを得ないという、根本的なところが解決されない以上、ドーピングの手口は巧妙になるだけだし、決してなくならない気がする。
冒頭で、1人で山を登っているシーン。聞こえるのは、自分の息遣いと、自転車をこぐ音だけ。このシーンでぐっと引き込まれましたね。
ドキュメンタリータッチなので割と淡々と進むんですが、わたしはロードレースは全くわからないけど、退屈することはありませんでした。
走る自転車の後方から、低い位置のカメラで撮っているのは、一緒に走っているような臨場感があった。
ベン・フォスターは熱演でしたねえ
非常に良かったです。
「ブラック・スキャンダル」の時も思ったけど、ジェシー・プレモンスってマット・デイモンに似てない?
評価:★★★★(4.0)
スポーツの在り方というか、色々考えさせられる。時期的にロシアの問題もあって、非常にリアルで、根深い問題なんだと実感しました。折しも今年はオリンピックイヤー。
正しい心は天国へ、邪悪な心は地獄へ。
ドーピング問題が起こらないことを祈ります。
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】
そして、選手の純粋に勝ちたい、1位になりたい気持ちだけではなく、そこに金、名誉が絡むと、ドーピング問題はどうしても付きまとうもの。
邦題は「疑惑のチャンピオン」となっているけど、原題は「THE PROGRAM」。アームストロングがフェラーリ医師に言う、「俺に勝つためのプログラムを授けてくれ」。このことなんだね。勝つためのプログラム=ドーピング。
1998年のチーム・フェスティナのドーピング・スキャンダルについて触れられていたけど、ググってみたら、ツール・ド・フランスって毎年のようにドーピング問題が持ち上がっているんだね。常態化しているように思える。ドーピングしないと勝てないということは、正直もう限界なんじゃないかと思う。でも、観ている方は前回以上の記録を期待する。
どのスポーツでも起こりうることだけど、アームストロングの場合は、マイナースポーツだったロードレースに光を当てたという功績もあって、長いこと見逃されてしまったってのいうのも問題なんだな。密告した選手が圧力をかけられるシーンがあったってことは、ドーピングは暗黙の了解だったってこと。
アームストロングは永久追放されたけれど、それだけで済む問題なんだろうかと思ってしまう。ドーピングをしない選手がいる訳で、もちろんドーピングに手を染める選手は悪いけれど、勝つことによって利権が得られる、そのためにはドーピングをせざるを得ないという、根本的なところが解決されない以上、ドーピングの手口は巧妙になるだけだし、決してなくならない気がする。
冒頭で、1人で山を登っているシーン。聞こえるのは、自分の息遣いと、自転車をこぐ音だけ。このシーンでぐっと引き込まれましたね。
ドキュメンタリータッチなので割と淡々と進むんですが、わたしはロードレースは全くわからないけど、退屈することはありませんでした。
走る自転車の後方から、低い位置のカメラで撮っているのは、一緒に走っているような臨場感があった。
ベン・フォスターは熱演でしたねえ

「ブラック・スキャンダル」の時も思ったけど、ジェシー・プレモンスってマット・デイモンに似てない?
評価:★★★★(4.0)
スポーツの在り方というか、色々考えさせられる。時期的にロシアの問題もあって、非常にリアルで、根深い問題なんだと実感しました。折しも今年はオリンピックイヤー。
正しい心は天国へ、邪悪な心は地獄へ。
ドーピング問題が起こらないことを祈ります。
DVDの購入はコチラ

【amazon】
レンタルはコチラ

【ぽすれん】
監督:スティーヴン・フリアーズ
出演者:ベン・フォスター、 クリス・オダウド、 ギヨーム・カネ、 ジェシー・プレモンス
収録時間:103分
レンタル開始日:2016-12-21
Story
ドーピングの疑いによりその地位を失った自転車レースの絶対王者、ランス・アームストロングの栄光と転落の全貌を描く実話ドラマ。勝利への野心に満ち溢れるアームストロングは重度のがんに冒され、脳にも転移していると医師に申告されてしまう。 (詳細はこちら)
ドーピングの疑いによりその地位を失った自転車レースの絶対王者、ランス・アームストロングの栄光と転落の全貌を描く実話ドラマ。勝利への野心に満ち溢れるアームストロングは重度のがんに冒され、脳にも転移していると医師に申告されてしまう。 (詳細はこちら)
【TSUTAYA DISCAS】 | 【DMM.com】 |
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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:スティーヴン・フリアーズ ベン・フォスター クリス・オダウド ギョーム・カネ ジェシー・プレモンス リー・ペイス
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この記事へのコメント
こんにちは。
時期的にもタイムリーな作品でした。
けれど、ドーピングをするアスリートのことをひと括りで断罪できない私もおりました。
彼らにしてみれば、勝負に賭けることが人生の全てであり、野望というよりも、生きることそのもののような気がしました。
時期的にもタイムリーな作品でした。
けれど、ドーピングをするアスリートのことをひと括りで断罪できない私もおりました。
彼らにしてみれば、勝負に賭けることが人生の全てであり、野望というよりも、生きることそのもののような気がしました。
2016年08月04日(木) 11:00 |
| ここなつ #/qX1gsKM[ EDIT]
コメントありがとうございます
> 時期的にもタイムリーな作品でした。
> けれど、ドーピングをするアスリートのことをひと括りで断罪できない私もおりました。
> 彼らにしてみれば、勝負に賭けることが人生の全てであり、野望というよりも、生きることそのもののような気がしました。
そうですね…
スポーツと商業の関係を考えると、単純にアスリートだけが悪いとも言いきれないと思います。
ドーピングをしてまでもというのが良いか悪いかは別としても、アスリートとして勝ちたいと思う気持ちは当たり前だと思いますし、難しい問題ですよね。

> 時期的にもタイムリーな作品でした。
> けれど、ドーピングをするアスリートのことをひと括りで断罪できない私もおりました。
> 彼らにしてみれば、勝負に賭けることが人生の全てであり、野望というよりも、生きることそのもののような気がしました。
そうですね…
スポーツと商業の関係を考えると、単純にアスリートだけが悪いとも言いきれないと思います。
ドーピングをしてまでもというのが良いか悪いかは別としても、アスリートとして勝ちたいと思う気持ちは当たり前だと思いますし、難しい問題ですよね。
2016年08月05日(金) 03:07 |
| りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
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2016年08月04日(木) 11:01:03 | ここなつ映画レビュー
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2017年01月23日(月) 00:18:52 | ふじき78の死屍累々映画日記
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