週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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名誉市民 
2016年11月19日 (土) | EDIT |
 第29回東京国際映画祭にて鑑賞
名誉市民名誉市民/EL CIUDADANO ILUSTRE
2016年/アルゼンチン、スペイン/117分
監督: ガストン・ドゥプラット/マリアノ・コーン
出演: オスカル・マルティネス/ダディ・ブリエバ/アンドレア・フリヘリオ

ノーベル文学賞を受賞した作家のダニエル・マントヴァーニ。皮肉屋で偏屈者の彼は、あらゆる講演依頼や名誉ある賞の授与などを断り続けてきたが、ある日、故郷アルゼンチンのサラスの名誉市民を授与したいという知らせと講演依頼を受ける。母親が亡くなって町を出てから40年、父親が死んでも戻らなかった故郷。最初は断るつもりだったダニエルだが、懐かしさについ承知してしまう。地元出身の有名人の凱旋だと小さな町は沸き立ち、ダニエルも名誉市民としての役割を果たそうと、いつもの皮肉は影をひそめ、普段は引き受けないようなこともにこやかに応対していた。そんな中、ダニエルは元恋人イレーネやイレーネと結婚したという友人のアントニオと再会し、交流を深めるが―――――


TIFF5作目は、ワールド・フォーカスの中で気になっていたこの作品をチョイス。
これは期待に違わずでした  ワールド・フォーカスは割と当たることが多いんだよなー。
前半は笑いながら観ていて、途中から雲行きが怪しくなってきたなーと思っていたら、最後の展開はホラーか? と思うような、シニカルなブラックコメディ。

小さな町あるあるという感じで、とてもよくわかる。有名人が自分の地元の人間だったという誇らしさと物珍しさ、それ故に一方的に親近感を抱いて、その距離感で近づいてしまったり。親父が小説に出ているの人とか、車椅子を寄付しろの人とかね。
ダニエルの方も、最初は懐かしさと一時的な滞在だからこそ、気持ちよく過ごそうと思って応対していたのに、ダニエルの方だけではなくサラスの住民側も、お互いに段々うざくなってくるところもリアル。有名人だから最初はちやほやするものの、そのうち講演に来る人数も激減していたもんね。
ダニエルも偏屈だし勝手な男だけど、自然と共感出来るし、かといって住民たちがモンスターに描かれている訳ではない。住民たちの行動も理解は出来るし(まぁ、アントニオは少々エキセントリックだが (^_^;) )、その辺のバランスも絶妙だったと思います。これがダニエルだけに共感出来るように作られていたら、またちょっと印象は違ったかもしれない。
結論としては、故郷は遠くにありて思うもの、かな(笑) オチも好みでした。

オスカル・マルティネスがわたし好みのシブいおっさんで、これもまた  ヴェネチア映画祭で最優秀主演男優賞を獲得したそうです。

評価:★★★★(4.0)
こういうのは好みなんですよね。これ公開されるかな~されるといいな~

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THEMA:東京国際映画祭
GENRE:映画
TAG:ガストン・ドゥプラット マリアノ・コーン オスカル・マルティネス ダディ・ブリエバ アンドレア・フリヘリオ 第29回東京国際映画祭 
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