2016年12月01日 (木) | EDIT |
■ 第29回東京国際映画祭にて鑑賞
バードショット/BIRDSHOT
2016年/フィリピン、カタール/116分
監督: ミカイル・レッド
出演: メアリー・ジョイ・アポストル/アーノルド・レイエス/ジョン・アルシラ/クー・アキノ
公式Fb
フィリピンの国立公園の管理人をしているディエゴは、娘のマヤを学校にも通わせず、管理小屋とその周りの閉じた世界で暮らしていた。マヤはある日、保護区で絶滅危惧種のフィリピンワシを知らずに撃ち落としてしまう。ディエゴはこのことを黙っているようにマヤに命じ、証拠を隠滅してなかったことにしようとする。新人警官のドミンゴは、上司のメンドーサ警部と共に、数日前に忽然と姿を消したバスの乗客の行方を捜査していた。しかし署長から捜査中止と、代わりに行方不明となったフィリピンワシを探すように命じられる。ドミンゴはディエゴの元を訪れてフィリピンワシについて尋問する一方で、バスの乗客失踪事件も諦められず、メンドーサ警部にも黙って捜査を続けるが―――――
えーっと、TIFF9作目。アジアの未来部門から。
Q&Aは、プロデューサーのパメラ・L・レイエス氏、メアリー・ジョイ・アポストル、アーノルド・レイエス、ミカイル・レッド監督。監督が出てきた時、若っっ!とびっくりしたのですが、それもそのはず、1991年生まれの24歳
だってさ。衝撃だったわ。


2016年/フィリピン、カタール/116分
監督: ミカイル・レッド
出演: メアリー・ジョイ・アポストル/アーノルド・レイエス/ジョン・アルシラ/クー・アキノ
公式Fb
フィリピンの国立公園の管理人をしているディエゴは、娘のマヤを学校にも通わせず、管理小屋とその周りの閉じた世界で暮らしていた。マヤはある日、保護区で絶滅危惧種のフィリピンワシを知らずに撃ち落としてしまう。ディエゴはこのことを黙っているようにマヤに命じ、証拠を隠滅してなかったことにしようとする。新人警官のドミンゴは、上司のメンドーサ警部と共に、数日前に忽然と姿を消したバスの乗客の行方を捜査していた。しかし署長から捜査中止と、代わりに行方不明となったフィリピンワシを探すように命じられる。ドミンゴはディエゴの元を訪れてフィリピンワシについて尋問する一方で、バスの乗客失踪事件も諦められず、メンドーサ警部にも黙って捜査を続けるが―――――
えーっと、TIFF9作目。アジアの未来部門から。
Q&Aは、プロデューサーのパメラ・L・レイエス氏、メアリー・ジョイ・アポストル、アーノルド・レイエス、ミカイル・レッド監督。監督が出てきた時、若っっ!とびっくりしたのですが、それもそのはず、1991年生まれの24歳



フィリピンの映画なんて初めて観たかも。こういう、普段滅多にお目にかかることのない国の映画を観られるのも、映画祭ならではですね。
オープニングはマヤとディエゴのパートからで、それからドミンゴたち警察のパートと同時進行になるんだけど、この2つの世界があまりにも違いすぎて、これどうやって繋がるの? (-"-;) とすごく戸惑いながら観ていました。ドミンゴは普通というか自分と近い世界だけど、ディエゴとマヤの生活は、周りの風景とも相まって、何だか現代社会とは思われないというか。なので、別々の話を観ているような不思議な感じでした。繋がるのは、ドミンゴがバス乗客失踪事件の捜査をやめろと言われてからだから、結構中盤ですかね。そこまでは、2つの世界がどう繋がるのかが全く見えなかったので、緊張感がありました。
マヤが暮らす保護区の風景も、すごく雰囲気がありましたね。ちょっと不気味で、人が容易に立ち入れない雰囲気というのかな。
フィリピンの警察が本当に、こんなに腐敗しているかかどうかはわかりませんが、朱に交われば赤くなるじゃないけど、初々しい新人警官だったドミンゴが変わってしまったのがちょっと悲しかったなあ。そうならざるを得なかったということもわかるけど。
事件の真相は怒涛のように展開されて、その挙句であるラストシーンも結構衝撃で、まさかこういう展開になるとは…という感じでした。もうずっと、うわー!うわー!!うわー!!!と思ってた(笑)
メアリー・ジョイ・アポストルちゃん、劇中とは別人のようでした。監督が、マヤはフィリピンワシのような存在だと言っていたけれど、そんなマヤの性格というか性根が伝わってくるようでした。
評価:★★★★(4.0)
面白かった。まだ若いし、非常に将来有望な監督ですね。次の作品が日本でかかるかはわかりませんが…
オープニングはマヤとディエゴのパートからで、それからドミンゴたち警察のパートと同時進行になるんだけど、この2つの世界があまりにも違いすぎて、これどうやって繋がるの? (-"-;) とすごく戸惑いながら観ていました。ドミンゴは普通というか自分と近い世界だけど、ディエゴとマヤの生活は、周りの風景とも相まって、何だか現代社会とは思われないというか。なので、別々の話を観ているような不思議な感じでした。繋がるのは、ドミンゴがバス乗客失踪事件の捜査をやめろと言われてからだから、結構中盤ですかね。そこまでは、2つの世界がどう繋がるのかが全く見えなかったので、緊張感がありました。
マヤが暮らす保護区の風景も、すごく雰囲気がありましたね。ちょっと不気味で、人が容易に立ち入れない雰囲気というのかな。
フィリピンの警察が本当に、こんなに腐敗しているかかどうかはわかりませんが、朱に交われば赤くなるじゃないけど、初々しい新人警官だったドミンゴが変わってしまったのがちょっと悲しかったなあ。そうならざるを得なかったということもわかるけど。
事件の真相は怒涛のように展開されて、その挙句であるラストシーンも結構衝撃で、まさかこういう展開になるとは…という感じでした。もうずっと、うわー!うわー!!うわー!!!と思ってた(笑)
メアリー・ジョイ・アポストルちゃん、劇中とは別人のようでした。監督が、マヤはフィリピンワシのような存在だと言っていたけれど、そんなマヤの性格というか性根が伝わってくるようでした。
評価:★★★★(4.0)
面白かった。まだ若いし、非常に将来有望な監督ですね。次の作品が日本でかかるかはわかりませんが…






THEMA:東京国際映画祭
GENRE:映画
TAG:ミカイル・レッド メアリー・ジョイ・アポストル アーノルド・レイエス ジョン・アルシラ クー・アキノ 第29回東京国際映画祭
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2016年12月19日(月) 17:44:19 | ここなつ映画レビュー
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