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週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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ダイ・ビューティフル 
2016年12月07日 (水) | EDIT |
 第29回東京国際映画祭にて鑑賞
ダイ・ビューティフルダイ・ビューティフル/DIE BEAUTIFUL
2016年/フィリピン/120分
監督: ジュン・ロブレス・ラナ
出演: パオロ・バレステロス/クリスチャン・バブレス/グラディス・レイエス/ジョエル・トーレ
公式サイト
公開: 2017年07月22日

1人のミスコン・クイーンが死んだ。彼女、トリシャ・エチェバリヤは、あちこちのミスコンに出場していたトランス・ジェンダーだった。彼女の願いは、1週間の通夜の間、1日ごとにメイクと衣装を変えて、美しく着飾った自分を見送って欲しいというもの。トリシャの親友で同じくトランスジェンダーのバーブスは、トリシャの願いを叶えるため、彼女を慕う仲間たちと共に遺体を美しく飾り上げる。葬祭会場のオーナーがメイクアップしたトリシャの写真をSNSにあげたことがきっかけで、大勢の人が会場へやってくるようになるが―――――


TIFF11作目、これがコンペ最後の作品でした。フィリピン映画は2作目。Q&Aはエグゼクティブ・プロデューサーのペルシ・インタラン氏とジュン・ロブレス・ラナ監督でした(→公式サイト)。
TIFF2016-09_Q&A@ダイ・ビューティフル
主役が最初に死んじゃっているというのが斬新ですが(笑)、回想シーンがほとんどなので、まぁいいとして。
主人公トリシャがめちゃくちゃ魅力的 で、大好きになりました。
幼い頃からトランスジェンダーとして自覚があり、それを親には理解してもらえなかった。親としては確かに認めがたいとは思うけど、トリシャの家とバーブスの家の感じがまるで違うので、おそらくトリシャの家がそこそこ金持ちで、だから尚更お父さんはトリシャが女装することを毛嫌いしていたんでしょうね。
そして好きな相手からは酷い目に遭わされるし…。「空の沈黙」に引き続いて観たので、うわーまたかーと思いました。レイプシーンは観るのキツイんですよ。。。
でも、親友バーブスや養子のシャーリー・メイ、その他の仲間たち囲まれて、強く生きてきたトリシャ。最後のミスコンでのスピーチが、想定問答だけどその中にトリシャなりの答えを入れていて、ぐっときた。あのスピーチは泣けました。

メイクも見どころです。主役のパオロ・バレステロスは、メイクアップアーティストとしても有名な人ということで、本人がメイクをしているんだそうな
でもさすがに高校生役はちょっと無茶だわ。最初、コスプレして学校に紛れ込んでいるのかと思ったもんね(笑)

トランスジェンダーの方が殺される事件があって、その時の世間の反応が結構ひどくて、それにインスピレーションを受けて作ったんだとか。映画自体は真逆にコメディですけどね。

評価:★★★★☆(4.5)
笑って最後にホロリと泣ける。コンペ作品の中で、これが一番好きだなあ。やっぱりフィリピン映画来てますな。公開されるといいなー


翌日、最終日の観客賞授賞式のチケットを取っていたのですが、この作品が観客賞を受賞(→公式サイト)。2日連続で観てしまいましたとさ(笑)
観客賞の集計等々は、東京国際画映画祭みなと委員会が運営しているんですって。港区長からトロフィーを渡されていました。そして何故か法被を着せられたお2人。。。 (^_^;)
TIFF2016-10_観客賞授賞式

2017年07月03日追記
チラシを入手したので記事を修正しました。


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THEMA:東京国際映画祭
GENRE:映画
TAG:ジュン・ロブレス・ラナ パオロ・バレステロス クリスチャン・バブレス グラディス・レイエス ジョエル・トーレ 第29回東京国際映画祭 
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