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The NET 網に囚われた男 
2017年01月27日 (金) | EDIT |
 新宿シネマカリテにて鑑賞
The NET 網に囚われた男The NET 網に囚われた男/그물
2016年/韓国/112分
監督: キム・ギドク
出演: リュ・スンボム/イ・ウォングン/キム・ヨンミン/チェ・グィファ/イ・ウヌ
公式サイト
公開: 2017年01月07日

北朝鮮の漁師ナム・チョルは、妻と子と3人で貧しいながらも幸せに暮らしていた。しかしある日、チョルがいつもの通り漁に出ると、スクリューに網が絡まってエンジンが故障し、潮に流されて韓国との国境を越えてしまう。ただちに捕らえられたチョルは、韓国の警察から、スパイ容疑で厳しい取り調べを受ける。チョルは、自分はたまたまボートの故障で韓国に来てしまったただの漁師だ、北朝鮮に戻して欲しいと必死に訴えるが―――――


ギドク最新作。やはりこれは観に行かないといかんのです。水曜日に観に行ったせいもあるけど、満席でした。
ギドクにしては、えらいストレートだなという印象。「アリラン」からこっち、こういう作風が増えている気がする。「殺されたミンジュ」よりは随分観やすいけれど、ギドクらしい毒が抜けちゃっているかな。拷問というか暴力シーンはあるけど、そんなでもないし。暴力シーンに麻痺していると言われればそうかもしれないけど(笑)
チョルが北朝鮮に帰ってからも同じような取り調べを受けるというのは予想がつくし、北に戻っても普通に暮らすのは難しそう…と思っていたので、こうなるしかないでしょうというラストだし。前はもっと人間の性を剥き出しにするようなエグさがあった気がするんだけどなあ。

韓国でも北朝鮮でもそれ以外でも、一長一短というか、豊かな国で暮らすことが必ずしも幸せとは限らないし、何を幸せと思うかは人それぞれ。富める国に住む人が、貧しい国に住む人を「哀れだから救いたい」なんて傲慢にも程がある。でもあの室長はそれに気付かないんだろうね。いいことをしていると信じ込んで余計なことをしている人程性質の悪いものはないよなあ。

評価:★★☆(2.5)
あまりにストレート過ぎて、ちょっと拍子抜けしちゃった。もうちょっと毒のあるギドクを見たいなー。

上映開始後に入って来た人がさーかがまないで入ってきたもんだから、映写室の前でスクリーンに影が映っちゃってさー。かがまないで入ってくるヤツもかがまないで出て行くヤツも最悪だ。

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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:キム・ギドク リュ・スンボム イ・ウォングン キム・ヨンミン チェ・グィファ イ・ウヌ 
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この記事へのコメント
こんにちは
こんにちは。弊ブログにコメントを下さりありがとうございました。
今回のギドク作品は、表現が大変ストレートだったと思いますが、北と南のそれぞれの「不自由さ」を滲みださせていたやり方は上手だな、と思いました。
だから結局つい観てしまうんですよね、ギドク作品。
2017年02月21日(火) 16:07 |   | ここなつ #/qX1gsKM[ EDIT]
ここなつさん
コメントありがとうございますv-411

> 今回のギドク作品は、表現が大変ストレートだったと思いますが、北と南のそれぞれの「不自由さ」を滲みださせていたやり方は上手だな、と思いました。
> だから結局つい観てしまうんですよね、ギドク作品。

わたしにはちょっとストレートすぎて、毒が足りない感じがしてしまいました。
でもわたしもまた観てしまうんだと思います。
2017年02月21日(火) 23:49 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
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北朝鮮の寒村で、妻子と暮らす漁師ナム・チョル。 唯一の財産である小さなモーターボートで漁に出るが、魚網がエンジンに絡まってボートが故障し、韓国側に流されてしまう。 スパイ容疑で韓国の警察に拘束された彼は、残酷な尋問を受けることに。 チョルの監視役となった青年警護官オ・ジヌは、チョルの潔白を信じ家族の元に帰らせたいと思うが、韓国当局の方針は違っていた…。 社会派ドラマ。
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様々なことを考えさせられる。豊かさとは何か。自由とは何か。北と南とそれぞれのたぎるような愛国心。だが、その愛国心は個人の置かれている環境や、大切にするべきものに対する思いからのみ派生するものなのではないか。北朝鮮国境付近に居を構える漁師のナム・チョル(リュ・スンボム)。ある早朝、いつものように川に漁に出かけた所、境界線付近で網がスクリューに絡まりエンジンが焼き切れ、漂うままに南の(韓国の)領...
2017年02月16日(木) 12:38:53 |  ここなつ映画レビュー