2007年03月25日 (日) | EDIT |

著 者: 伊坂幸太郎
出版年: 2006年
出版社: NON NOVEL/祥伝社
ある日、役所に勤める成瀬は、部下の大久保と不審人物を見かけたから対処してくれと訴える門馬という初老の男に対応した。その日の午後、成瀬と大久保が出かけた時、マンションの屋上でナイフを持った男に拘束されている門馬を見かける。
響野は、喫茶店の常連客である藤井から、今朝目を覚ましたら部屋にノゾミという女の書き置きが残されていたが、前日同僚と飲んでいたことは覚えているものの、それ以外の記憶が欠落していると聞かされる。響野は妻祥子から藤井に協力するように言われ、2人で女の正体を探ることに。
雪子は、派遣されている会社の正社員、鮎子から、舞台劇のチケットを送られたが、差出人不明であるために目的がわからず、どうしたものかと相談を受けていた。
久遠は、公園で暴行を受けていた中年男、和田倉を偶然助ける。ギャンブルでの借金があるという和田倉だったが、公園で和田倉を襲ったのは、どうも借金取りではなさそうだという。面白がった久遠は、和田倉と犯人を探そうとする。
一見ばらばらに見えた出来事だったが、意外なところで繋がり始め――――
「陽気なギャングが地球を回す」の続編です。
最近、図書館で予約していた本が次々来ちゃってタイヘン。しかしこれは、するすると読めました。
伊坂の中では、このシリーズが一番読みやすいかも。それぞれキャラが立ってるし。
今回は、それぞれのモノローグから、違う話が集まった短編か?と思わせておいて、実は後ですべてが繋がってくるという話。こういうのは結構好き。京極夏彦なんかもこういうの多いけど、あっちは全体が長いんで、読んでいると前の話を読み返さないと混乱するんだけど、これはそんなに長くないし、複雑ではないので、するすると繋がっていい感じ。
これからも続くのかなあ、これ。でも、もうネタ切れのような気もしなくもないけど…
やってることは基本銀行強盗なんだから、それに別の事件を絡めるとは言っても、限度があるような。その辺、どこまで広げられるかは、伊坂の力の見せ所かしら。
評価:★★★(3.0)
前作の続きなので、そこそこ。
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今回は、それぞれのモノローグから、違う話が集まった短編か?と思わせておいて、実は後ですべてが繋がってくるという話。こういうのは結構好き。京極夏彦なんかもこういうの多いけど、あっちは全体が長いんで、読んでいると前の話を読み返さないと混乱するんだけど、これはそんなに長くないし、複雑ではないので、するすると繋がっていい感じ。
これからも続くのかなあ、これ。でも、もうネタ切れのような気もしなくもないけど…
やってることは基本銀行強盗なんだから、それに別の事件を絡めるとは言っても、限度があるような。その辺、どこまで広げられるかは、伊坂の力の見せ所かしら。
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