2007年03月11日 (日) | EDIT |

著 者: 道尾秀介
出版年: 2006年
出版社: ミステリ・フロンティア/東京創元社
小学校5年生の我茂凰介の父親、洋一郎と水城徹は、相模医科大学の医学部時代からの同級生で、洋一郎は大学病院、水城は大学院の研究員として勤務していた。母親の咲枝もまた水城の妻、恵と大学時代からの親友同士、凰介と水城家の娘、亜紀も同級生という家族ぐるみの付き合いだった。しかし、咲枝が長く患っていた癌でこの世を去った数日後、恵は水城の勤める大学の研究棟の屋上から飛び降り自殺を図る。次いで亜紀までも交通事故に遭い、洋一郎は水城から恵の不貞を疑っていたことを打ち明けられ、水城の家庭が破綻していたことを知る。そして洋一郎は奇妙な行動を取るようになる。亜紀から家庭の事情を打ち明けられた夜、凰介は洋一郎のパソコンに残っていた、恵の遺書とまったく同じ文言の書かれたファイルを見付ける。何故こんなところに恵の遺書が? 凰介は混乱を極めるが―――――
2007年版「このミステリーがすごい!」第3位です。道尾秀介って初めて読みました。というか、初めて名前を知りました…。ホラー出身の作家のようですが。
最初は普通に読んでいたんだけど、途中から、どうもミスリードしようしようという意図が見えてきて、何となく萎えた
洋一郎の職場のこととか、亜紀に悪戯した人物とか。ミスリードするなら、もうちょっと上手くやって欲しいところ。気付かせちゃ駄目でしょ。
最後の手紙もちょっと。あれを残す意味がわからない。すべて告白しちゃっているし、あれが表に出たら、単純に考えてかなりマズイんじゃ?(刑期が短くてすむだろう、と書いてあるけど、これが表に出たら短くはならないでしょ)
事件が完結した状況を考えると、真相を読者に知らしめるにはこういう形しかなかったんだろうけど、ちょっと無理があるなと感じました。
評価:★★☆(2.5)
まぁ、でも普通には読めます。事件の元になった出来事は非常に後味悪いけどね…
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最後の手紙もちょっと。あれを残す意味がわからない。すべて告白しちゃっているし、あれが表に出たら、単純に考えてかなりマズイんじゃ?(刑期が短くてすむだろう、と書いてあるけど、これが表に出たら短くはならないでしょ)
事件が完結した状況を考えると、真相を読者に知らしめるにはこういう形しかなかったんだろうけど、ちょっと無理があるなと感じました。
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THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:道尾秀介 「このミステリーがすごい!」2007年版
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