2006年11月07日 (火) | EDIT |

著 者: 奥田英朗
出版年: 2006年
出版社: 文藝春秋
「大日本新聞」の代表取締役会長にして、プロ野球の人気球団「東京グレート・パワーズ」のオーナーでもある田辺満雄は、球団の合併問題の鍵を握る渦中の人として、マスコミの取材攻撃を受けていた。外に向かっては強気な発言を繰り返す満雄だが、実は暗闇が怖くて真っ暗な部屋では眠れない。現在78歳の満雄は、暗闇の先にある死に恐怖を感じていたのだった。精神安定剤を出してもらおうと主治医を呼んだところ、主治医に伊良部総合病院を紹介された満雄は、伊良部総合病院の精神科の門をくぐるが…(「オーナー」)
他「アンポンマン」「カリスマ稼業」「町長選挙」収録
「精神科医伊良部」シリーズの最新作。実は、出ているのを全然気付かなかったんですねー。ヘー太さんの記事を読んで気付いたのだ。
いや~モデルがあからさまなので、ちょっと… (^_^;) と思わなくもない。。。
これはやはりネタが尽きてきたということなのかしら。今まではどこにでもいる普通の人が伊良部の強烈なキャラクターに振り回されながらも問題解決という感じだったんだけど、今回は明らかに有名人、しかもその時話題になってた人がモデルってわかるからねえ。まぁ、パターンは一緒なんだけれど。
この中では、表題作の「町長選挙」が一番面白かったなあ。一番ページを割いているせいもあるかもしれないけど。
しかし、マユミちゃんが伊良部に付いて離島まで行っちゃうなんて、びっくり。そんなに義理堅いようには思えなかったんだけど(笑)。お金のためだけじゃないよね。何というか、伊良部を上手く扱えるのはマユミちゃんしかないというか。ある意味、保護者?
評価:★★★☆(3.5)
そこそこ、普通に面白い。「町長選挙」がなかったら、評価はもう少し下ですね。
今回一番衝撃だったのは、マユミちゃんがバンドをやっていたこと。しかもパンク!
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これはやはりネタが尽きてきたということなのかしら。今まではどこにでもいる普通の人が伊良部の強烈なキャラクターに振り回されながらも問題解決という感じだったんだけど、今回は明らかに有名人、しかもその時話題になってた人がモデルってわかるからねえ。まぁ、パターンは一緒なんだけれど。
この中では、表題作の「町長選挙」が一番面白かったなあ。一番ページを割いているせいもあるかもしれないけど。
しかし、マユミちゃんが伊良部に付いて離島まで行っちゃうなんて、びっくり。そんなに義理堅いようには思えなかったんだけど(笑)。お金のためだけじゃないよね。何というか、伊良部を上手く扱えるのはマユミちゃんしかないというか。ある意味、保護者?
評価:★★★☆(3.5)
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伊良部、離島に赴任する。そこは町長選挙の真っ最中で…。
「物事、死人が出なきゃ成功なのだ」直木賞受賞作『空中ブランコ』から2年。
ト...
2009年02月22日(日) 16:00:11 | 粋な提案
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