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覘き小平次 
2006年10月30日 (月) | EDIT |
覘き小平次覘き小平次
著  者: 京極夏彦
出版年: 2005年
出版社: C★NOVELS/中央公論新社

幽霊役を演らせたら天下一品と言われる役者、木幡小平次。女房のお塚は、いつも押入の隙間から外を覗いている小平次を気味悪く思い、嫌っていた。ある日、小平次の昔からの知り合い、渡りの鼓打ちである多九郎がやってきて、玉川座の立女形、玉川歌仙が小平次の幽霊役に惚れ込み、玉川座が奥州で行う興行にお呼びがかかったと言う。小平次は玉川座の興行に同行することになり、多九郎も共に奥州へ興行に向かう。
小平次、多九郎、家族を殺された過去を持つ歌仙、歌仙が命の恩人と崇めているが実はお尋ね者の動木運平(とどろきうんぺい)、運平の周りをうろつく大百姓の息子藤六(とうろく)、人殺しの(やまい)を持つと公言する坊主現西(げんさい)、そうとは知らずに一同が奥州に集まった時、事件は起きる―――――


京極堂シリーズは購入しているのですが、それ以外は専ら図書館。以前は、京極の本って棚に並んでいることはなかったんだけど(予約でいっぱいってことね)、今はふつーに並んでますね。ブームは去ったのか。
相変わらず京極節たっぷり。いつも、導入部分がちょっと辛いんだよね。好きなんだけどさ。
いくつもの話が絡み合っているので(まぁ、いつもですが)、小平次の名前がタイトルになっているけど、メインとは言い切れないような。だから、どうも話がばらけているような、まとまっているような…ちょっと読みにくかった。出てくる登場人物のどれにも、感情移入出来なかったし。

読んでいたら、事触れの治平が出てきてびっくりした。又市も名前だけ出てくるし。と言うことは、一応「巷説百物語」のシリーズの一環ということになるのかな。他を読んでいなくても、全く問題はありませんが。

小平次の話は昔から語られている話らしい。「嗤う伊右衛門」みたいな感じか。そう言えばカラーも似ているかも。「嗤う伊右衛門」、ちょっと読みにくかったんだよね。これも、わたしはちょっと読みにくかった。

評価:★★☆(2.5)
まぁ、普通です。可もなく不可もなく。わたしはちょっと苦手かも。

そう言えば「巷説百物語」って、どこまで読んだのか記憶が定かじゃないわ。「後巷説百物語」は読んだっけなぁ… ? (゜_。)


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THEMA:京極夏彦
GENRE:小説・文学
TAG:京極夏彦 「巷説百物語」シリーズ 
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