fc2ブログ
週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
| LOGIN |
HOME > 小説 著者:ま~も > 誰か Somebody
誰か Somebody 
2006年10月10日 (火) | EDIT |
誰か Somebody誰か Somebody
著  者: 宮部みゆき
出版年: 2003年
出版社: 実業之日本社

杉村三郎は、財閥“今多コンツェルン”会長の娘、菜穂子と恋をし、結婚した。逆玉だと人から誹りを受けることも多くあったが、菜穂子を深く愛している杉村は周囲の声を気にせず、娘も産まれて、幸せな暮らしを送っていた。
ある日、菜穂子の父親、今多嘉親の運転手を長年勤めていた梶田信夫が、暴走自転車にぶつかられて運悪く亡くなった。犯人は未だ見付かっておらず、杉村は嘉親から、梶田の2人の娘、聡美と梨子が父親の本を出版したいと言っているので、話を聞いてやって欲しいと頼まれる。杉村は早速梶田姉妹に連絡を取り、会う約束をするが、その時に聡美は梨子に内密で話があると言う。梨子は、父親を殺した犯人を見付けるために本を出版したいのだと息巻くが、聡美はあまり乗り気でない様子。杉村が詳しく聴いてみると、聡美は幼い頃の記憶から、父親に後ろ暗い過去があったのではないかと疑っていた。杉村は、まず梶田の過去を調べることから始めるが―――――


宮部みゆきの、久々の現代物。時代物もファンタジーも書ける、力のある作家だということはもちろんわかっているのですが、やっぱりわたしは、現代ミステリの宮部が好きだな。
この主人公杉村は、かなり嫌味のない、普通のいい人。だから、ちょっと感情移入し辛い部分もあるんだけどね。だって、逆玉と呼ばれる環境にあって、人から色々言われても応えない、ただひたすらに妻を愛し、家庭を大事にしている。嫌味の1つも言いたくなるってもんよ。そりゃ元々、財産目当てではなく、純粋に菜穂子を愛して結婚したという事実があるからこそだろうけどさ。

そんな普通の人である杉村が、少しずつ梶田の過去に迫っていく過程は面白かった。
梶田の過去や、聡美の記憶の正体そのものはどうってことないんだけれど、梨子が怖かったですねわたしには。最後の展開に、ちょっとぞくぞくっとしました。これは、そもそもの梶田の過去話とは、ちょっと違ったところで展開している話なんだけれども。
「男と女は一緒にいると、そのうち品性まで似てくる」っていうのは、ホントそうだなって思います。似たもの夫婦って言うし。

しかし、自転車で死亡事故ってあるんだね。よく考えれば、確かに起こっても不思議ではないけど。時々、メール打ちながら自転車に乗っているあんちゃんとか見て、心の中で (#゚Д゚)ゴルァ!! と怒鳴っています。が、なかなか直接注意する勇気はナイけど。。。

評価:★★★(3.0)
一気に読めるけど、少々物足りない感じはする。
続編の「名もなき毒」、図書館で予約しましたら、800人待ちでございます…いつ手元に来るのか、想像もつきません。


本の購入はコチラ
【amazon】

文庫
誰か―Somebody (文春文庫)誰か―Somebody (文春文庫)
(2007/12/06)
宮部 みゆき
商品詳細を見る

新書
誰か Somebody (カッパノベルス)誰か Somebody (カッパノベルス)
(2005/08/20)
宮部 みゆき
商品詳細を見る

ハードカバー
誰か ----Somebody誰か ----Somebody
(2003/11/13)
宮部 みゆき
商品詳細を見る

関連記事

記事が気に入りましたら、ぽちっとお願いします
fc2ブログランキング    にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

THEMA:宮部みゆき
GENRE:小説・文学
TAG:宮部みゆき 「杉村」シリーズ 
※当ブログ内の同一タグが張られた記事一覧が表示されます。
COMMENT
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
COMMENT:
PASS:
SECRET: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック