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週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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クワイエットルームにようこそ 
2007年11月01日 (木) | EDIT |
 シネカノン有楽町2丁目にて鑑賞
クワイエットルームにようこそクワイエットルームにようこそ
2007年/日本/118分
監督: 松尾スズキ
出演: 内田有紀/宮藤官九郎/蒼井優/りょう/中村優子
公開: 2007年10月20日
公式サイト

フリーライターの佐倉明日香は、連載しているコラムの原稿を書くのに煮詰まって、酒で睡眠薬を飲み、気が付くと緑山精神病院の女子閉鎖病棟にある、通称クワイエットルームと呼ばれる保護室の中で身体を拘束されていた。同棲している恋人の放送作家、焼畑鉄雄が、薬の過剰摂取(オーバードーズ)で昏倒していた明日香を見付けて通報し、ここへ運び込まれたと言う。コラムの〆切があることを思い出し、青くなった明日香は、薬を酒で飲んだのは自殺ではなく事故であり、自分は正常なので退院させて欲しいと申し出るが、担当看護士の江口は、明日香が再度自殺を図る恐れがあるため、担当医と保護者である鉄雄の同意がなければ退院は出来ないと言い、担当医の診察は5日後だと告げる。どう足掻いてもここから逃げ出すことは無理だと悟った明日香は、「食べたくても食べられない」拒食症のミキ、過食症の元AV女優、西野らと知り合い、次第にこの閉鎖病棟に馴染み始めるが―――――


映画の日~ っつーことで、「パンズ・ラビリンス」を観に行ったのですが…1時間前に着いたのに、既に完売ってどういうことよー (# ゚Д゚) ムッキー
初イトシア~ (・∀・) なんて思わずに、素直に恵比寿に行きゃ良かった… orz
パンズ・ラビリンス」はその次の回を観ることにして、空いた時間にちょうど良かったので、これを選択。チケットを事前に購入していたので、本当はサービスデーじゃない時に行こうと思っていたんだけどね。
最初はかなり笑わされたけど、映画が進むにつれて、だんだん重くなってくる。閉鎖病棟が舞台なんだから当たり前だけど…同じ閉鎖病棟を舞台にしていても、「サイボーグでも大丈夫」とは切り口がまったく違います。着地点はどっちも同じところなんだけど、こっちのほうがわかりやすい。

「自分はまともだ、手違いでここにいる」と思っている明日香、確かに他の患者に比べればまともなんだけど、その彼女が抱える問題がだんだんあらわになってくる。まともに見えたはずの明日香が、実はそうではない、いるべくしてここにいるんだって自分で気付く過程がわかりやすくて良かった。
「自分がここにいるのは事故だ」と言って退院していった栗田はまた戻ってきてしまったけど、きちんと自分と向き合った明日香は、閉鎖病棟を後にする。そこら辺が分かれ目なんだろうな…。わたしだって、いつ「クワイエットルームへようこそ」って言われるかわかんない。

ステンレスの心を持つナース江口役のりょう、ミキ役の蒼井優、鉄雄役のクドカン、主役の内田有紀ももちろん頑張っていたし、キャストはかなり良かった。でもやっぱり一番の存在感は大竹しのぶ。ま、元AV女優には見えなかったけど(笑)、さすがだわ。

評価:★★★★(4.0)
思わぬ拾い物って感じ。結構ハマったー。


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監督:松尾スズキ
出演者:内田有紀、 宮藤官九郎、 蒼井優、 りょう
収録時間:118分
レンタル開始日:2008-03-19

Story
芥川賞にもノミネートされた松尾スズキの同名小説を、自ら監督・脚本を務め映画化。人生に行き詰まった28歳の女性が“クワイエットルーム”と呼ばれる閉鎖病棟で過ごす14日間を通し、生きる勇気を取り戻す姿を描く。内田有紀、宮藤官九郎共演。 (詳細はこちら

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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:松尾スズキ 内田有紀 宮藤官九郎 蒼井優 りょう 中村優子 大竹しのぶ 
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静粛に ただいま人間 改造中   とりあえず、内田有紀殿、お久し振りでございます。いろいろおありになったかとは存じますが、素晴らしき世界の中で、もがき楽しみ活躍するよな好抜擢な役柄を思う存分演じなされたこと、惜しみなく拍手を贈らさせて頂きとうござい...
2007年11月03日(土) 07:43:27 |  空想俳人日記