fc2ブログ
週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
| LOGIN |
HOME > な~の > ナンバー23
ナンバー23 
2007年11月15日 (木) | EDIT |
 試写会にて鑑賞
ナンバー23ナンバー23/THE NUMBER 23
2007年/アメリカ/99分
監督: ジョエル・シューマカー
出演: ジム・キャリー/ヴァージニア・マドセン/ローガン・ラーマン/ダニー・ヒューストン/リン・コリンズ
公開: 2007年11月23日
公式サイト

動物管理センターに勤めるウォルター・スパロウは、2月3日の自身の誕生日に、妻のアガサから古本をプレゼントされる。「ナンバー23」というその小説は、フィンガリングという男が書いた自伝のような形を取っていた。フィンガリングは探偵で、職業こそ違えどその生い立ちに自分との共通点を見出したウォルターは次第に小説にのめりこんでいく。
自殺しようとしている女がいると通報を受けたフィンガリングは、自殺を止めるために、彼女の話を聞くことにする。そのブロンドの女は23という数字に異常なほどに捕らわれており、「23に呪われていた父が自殺し、その呪いが自分に取り憑いたのだ」と言う。フィンガリングが部屋を出た途端彼女は自殺してしまい、フィンガリング自身も23という数字に捕らわれていく。フィンガリングの精神状態は徐々に壊れていき、恋人ファブリツィアの浮気現場を目撃した彼は、ファブリツィアを殺してしまう。
そしてウォルターも小説にのめりこむあまりに、いつしか23という数字に取り憑かれていく―――――


何度も書いてますが、ジム・キャリーが苦手なのでびみょーだなーと思ってはいたんですが、話はまぁ面白そうなのでどうしようかなと迷っていました。試写会が当たって、ラッキーでした。
うーん。何というか面白くない…  特に前半が。だって23への結びつけ方が、あまりにも無理やりすぎるんだもん。必ず23という数字が現れるとか、常に同じ法則で四則計算をすると23になるとかだったらまだしも、とにかく無理やり23になるようにしているわけ。最後の数字が32になっても、「32は23の反対だ!」って、そりゃ無茶でしょ。
人間って、思い込んでいると、そのとおりのものしか目に入らないものでしょ。だからウォルターも、無意識に23を探しているし、違うものは無理やり23にしてしまっている。その辺が狂気、捕らわれているということなのかもしれないけど、いささか強引過ぎるのよね。

おまけに、映画の冒頭部分で「ジュリアス・シーザーは23回刺されて殺された」とか「ヒトの生殖細胞に含まれる染色体は23本」とか「タイタニック号が沈んだ日付は1912年4月15日(1+9+1+2+4+1+5=23)」というエピソード(つーかこじつけ?)をいくつか紹介しているんだけど、白地に白い字幕なので、ほとんど読めません。だからこちらとしては、何でそんなに無理やり23にするのかが良くわからないので、置いてきぼりな気分になってしまうの。あれは致命的なミスですね。

オチも何となく想像できるし(何となく「シークレット ウィンドウ」が浮かびました)、ラストの展開がなんともつまらない。アガサが犯人に対峙して「殺すなら殺しなさい!」って言うんだけど、あそこでぶっすり いっちゃってれば、また違った映画になっただろうけど…。

評価:☆(0.5)
ジム・キャリーが嫌いなんだけど、それだけじゃないこのつまらなさ。脚本が駄目なんだと思う。
ジムファンはともかく(でも、あんまりジムっぽくないよ)、ミステリ好きにはオススメできない。


DVDの購入はコチラ
【amazon】

ナンバー23 アンレイテッド・コレクターズ・エディション [DVD]ナンバー23 アンレイテッド・コレクターズ・エディション [DVD]
(2010/08/27)
ジム・キャリー
商品詳細を見る


レンタルはコチラ
【ぽすれん】

監督:ジョエル・シューマッカー
出演者:ジム・キャリー、 ヴァージニア・マドセン、 ローガン・ラーマン、 ダニー・ヒューストン
収録時間:101分
レンタル開始日:2008-04-04

Story
『オペラ座の怪人』のJ・シューマッカー監督、ジム・キャリーが2役に挑戦した謎解きサスペンスミステリー。誕生日に妻からプレゼントされた1冊の本。自らの生い立ちに酷似した内容と「23」の数字に取り憑かれた主人公の周囲で次々と事件が起こり…。 (詳細はこちら

【TSUTAYA DISCUS】【DMM】
ナンバー23ナンバー23ナンバー23 アンレイテッド・コレクターズ・エディションナンバー23 アンレイテッド・コレクターズ・エディション
関連記事

記事が気に入りましたら、ぽちっとお願いします
fc2ブログランキング    にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

THEMA:☆試写会☆
GENRE:映画
TAG:ジョエル・シューマカー ジム・キャリー ヴァージニア・マドセン ローガン・ラーマン ダニー・ヒューストン リン・コリンズ 
※当ブログ内の同一タグが張られた記事一覧が表示されます。
COMMENT
この記事へのコメント
No title
ええー??そんなにダメだった?
v-12さすがきびしいですなー(笑)
まー、ラストのオチがねー、賛否両論必至だね、、、きっと。

わたしはそこそこだったけどネ ^^
2007年11月15日(木) 23:51 |   | mig #-[ EDIT]
No title
初めまして、TBさせていただきました。

なかなか辛口ですね(笑)
でも確かに23はこじ付けがかなり多くて呆れました。
2007年11月17日(土) 08:38 |   | dai #3/VKSDZ2[ EDIT]
migさん
コメントありがとうございますv-411

うーん…何だか、ジムの狂気に乗り切れなかったと言う感じかも。
彼が悪いわけではないんだけど。
ラストのオチは…ぬるすぎない?(笑)
2007年11月17日(土) 11:42 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
daiさん
はじめましてv-344
コメントありがとうございますv-411

辛口というか、感想垂れ流しているだけですので大目に見てください <(_ _)>

23への結びつき方が、ある程度の法則に則っていれば、ほほうと思ったかもしれないけど、ちょっと強引過ぎたかなー
2007年11月17日(土) 11:46 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
コメントを投稿
URL:
COMMENT:
PASS:
SECRET: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
{/round_o/}天地創造   紀元前4004年10月23日 {/round_o/}ジュリアス・シーザー暗殺時の刺し傷23ヶ所 {/round_o/}テンプル騎士団に存在した23人の総長 {/round_o/}ラテン語の構成文字数23 {/round_o/}人間の性を決定付ける、第23番遺伝子 {/round...
2007年11月15日(木) 23:52:01 |  我想一個人映画美的女人blog
23 【Story】 動物管理局に勤めるウォルター(ジム・キャリー)は、自分の誕生日に1匹の犬の捕獲に手こずり腕をかまれてしまう。同じ日に、妻(ヴァージニア・マドセン)から“ナンバー23”という本をプレゼントされ、
2007年11月17日(土) 08:34:00 |  Memoirs_of_dai
『エターナル・サンシャイン』の時にも感じたけれど、ジム・キャリーってキレイな顔してるよねー。 『マスク』の印象が強すぎて、そういうイメージが全くないんだけど…。 さてさて、本作。 前半は現実と本の世界が交互に出てくるだけで、ちょっと退屈。 眠気すら襲っ...
2007年11月17日(土) 21:18:59 |  honu☆のつぶやき ~映画に恋して~
【THE NUMBER 23】R-152007/11/23年公開(11/23鑑賞) ウォルターさん、親戚にジャックさんはいらっしゃいますか?
2007年11月23日(金) 16:47:13 |  映画鑑賞★日記・・・
『ナンバー23』   それは一冊の本からはじまった。   天地創造――紀元前4004年10月23日 ジュリアス・シーザー暗殺時の刺し傷23ヶ所 テンプル騎士団に存在した23人の早朝 ラテン語の構成文字数23 人間の性を決定付ける、第23番目遺伝子  
2007年11月24日(土) 05:53:07 |  唐揚げ大好き!
 『それは一冊の本からはじまった』  コチラの「ナンバー23」は、ジム・キャリーが数字に執着する男をシリアスに熱演するR-15指定のスリラーで、奇しくもって言うかきっと狙ってでしょうけど、11/23に公開となったのですが、早速観て来ちゃいましたぁ~♪  本国アメ?...
2007年11月24日(土) 20:24:59 |  ☆彡映画鑑賞日記☆彡
最近どこかのブログで読んだエントリーに ミステリー小説で絶対にやってはいけない(創作上) タブー集なるものがありました。 ノックスの十戒 1. 犯人は小説の初めから登場している人物でなくてはならない。又、読者が疑うことの出来ないような人物が犯人であって?...
2007年11月24日(土) 20:50:23 |  日本サッカーホールディングス
 アメリカ  サスペンス&ミステリー  監督:ジョエル・シューマカー  出演:ジム・キャリー      ヴァージニア・マドセン      ローガン・ラーマン      ダニー・ヒューストン 【物語】 動物管理局に勤める平凡な男、ウォルター・スパロウ。誕...
2007年11月25日(日) 01:01:00 |  江戸っ子風情♪の蹴球二日制に映画道楽
監督:ジョエル・シューマカー CAST:ジム・キャリー、ヴァージニア・マドセン 他 動物管理局のウォルター(ジム・キャリー)は、自分の誕生日の2月3日、犬捕獲作業中に...
2007年11月25日(日) 14:26:36 |  Sweet*Days**
公開されるかどうか不安に思っていたのは2007年4月21日。 そこから待つこと216日目の2007年11月23日に公開された『ナンバー23』。 216は6の3乗で6は2と3をかけたもの。 2と3の呪い恐るべしっ!!
2007年11月25日(日) 22:21:18 |  エミの気紛れ日記
”ナンバー23”を観た。 うーん、微妙。 23という数字に取り憑かれた男の話。ちょっとこじつけが過ぎる気がしたけど。 とてもまじめな映画。犯してしまった罪とその償い。運命(と自分が信じ込んでしまっているもの)から逃れ新しい自分へ。そして最後まで主人公を信...
2007年11月26日(月) 00:07:29 |  映画趣味
公開日 2007/11/23監督:ジョエル・シューマッカー 「オペラ座の怪人」出演:ジム・キャリー/ヴァージニア・マドセン/ローガン・ラーマン/ダニー・ヒューストン 他【あらすじ】動物管理局に勤めるウォルターは、美しい妻と快活な息子に囲まれ、平穏な日々を送っていた...
2007年11月26日(月) 10:53:53 |  Good job M
2007年11月25日(日)16:30~(99分)丸の内TOEI 連休の最終日、上演時間ギリギリで、飛び込む! 何とかオープニングの映像から~予告を見ないことは、珍しいのだ。 ジム・キャリーがコメディを封印して、挑んだサスペンス・ミステリ-との振れ込み。 日本?...
2007年11月26日(月) 17:43:35 |  日刊ゴーヤ!起死回生のガチンコ日記
“23”は祝福か、呪いか・・・全世界を震撼させたサスペンス・ミステリー! 主人公ウォルターが導かれるように手にした一冊の本。その物語は、背筋のぞっとするような殺人ミステリーだった。自らの生い立ちに酷似した内容と、まるで何かを暗示するように度々挿入される...
2007年11月27日(火) 00:52:20 |  パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ
23って数字に取り付かれた男の謎解き、一緒になって真剣に見入ってました。主演はコメディ俳優なジム?キャリーにホラーな女優、ヴァージニア?マドセンです。とは言え、どちらも最近はいろんな映画に出ていてイメージも変わってきましたよね~。ジムの熱演にすっかり引き...
2007年11月29日(木) 08:18:02 |  kaoritalyたる所以
原題:The Number 23 なぜかゼッケン「34」を思い出した、フライング・テキサンと呼ばれたロードレーサーのケビン・シュワンツが世界チャンピオンになるまで愛用したナンバー・・・ 本日の業務は終了しました、という1分前にイジワルなことに仕事を振られて?...
2007年12月02日(日) 12:49:04 |  茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~
妄想というのはなかなか楽しいもので、友人と妄想話で盛り上がるときは爆笑しちゃうのですが、こういった被害妄想はつらそうです。 物語の最初にネッドという犬に噛まれるシーンがあり、私の頭の中では「狂犬病では?狂犬病では・・・?狂犬病は大丈夫なのぅ?」と心配...
2007年12月09日(日) 23:25:22 |  まぁず、なにやってんだか
「23」という数字に支配されているという妄想にとりつかれた男が主人公の物語。 古
2007年12月29日(土) 09:03:08 |  はらやんの映画徒然草
 一応観た映画は劇場でもDVDでもすべて記事にしようと考えている私です。でも劇場
2008年04月09日(水) 07:03:19 |  eclipse的な独り言
ナンバー23 アンレイテッド・コレクターズ・エディション角川エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る 動物管理局に勤める平凡な男、ウォルター・スパロウ(ジム・キャリー)。誕生日の2月3日、 彼は妻アガサ(ヴァージニア・マドセン)から“ナンバー23”という?...
2008年05月11日(日) 22:58:53 |  心の栄養♪映画と英語のジョーク
オープニングから約2,3分ほど、世界は23という 数字に満たされている・・・と思わせる意味深な形で 物語が始まる。 古本屋で手にした「ナンバー23」という本。 この本を読んでいくうち、主人公が多少の違いがあるが 自分に酷似している、何故か?
2008年05月19日(月) 00:26:36 |  気ままな映画生活
コメディ俳優ジム・キャリーがシリアスなスリラーに挑戦した作品。 過去にもコメディからの脱却を目指してか、「マン・オン・ザ・ムーン」、「マジェスティック」といったコメディ外作品にも主演している彼だけれど、今回はサスペンス・スリラー。 新しい挑戦ではあるか...
2008年06月19日(木) 10:06:21 |  cinema!cinema!~ミーハー映画・DVDレビュー
ジム・キャリーが好きではないのです。 あの過剰な演技がどうも。。。( ^ _ ^; でも私の名前は23にゆかりがあるのです。 一応見ておかなければ。 DVDで鑑賞。 動物管理局に勤めるウォルターは 野良犬を捕まえようとして腕を噛まれ その犬は墓地に逃げてし?...
2008年11月09日(日) 00:52:54 |  映画、言いたい放題!
<ナンバー23 を観ました> 原題:The Number 23 製作:2007年アメリカ ランキング参加中 ジム・キャリー主演のサスペンス・ミステリー!気になりつつも、ずっと観るタイミングを逃してしまっていましたが、やっと鑑賞です。 コメディ映画が印象強いジム・キャ...
2010年09月13日(月) 20:42:08 |  ★紅茶屋ロンド★