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マリー・アントワネットの首飾り 
2007年07月13日 (金) | EDIT |
 NHK-BS2にて鑑賞
マリー・アントワネットの首飾りマリー・アントワネットの首飾り/THE AFFAIR OF THE NECKLACE
2001年/アメリカ/118分
監督: チャールズ・シャイア
出演: ヒラリー・スワンク/サイモン・ベイカー/エイドリアン・ブロディ/ジョナサン・プライス/ブライアン・コックス

1786年、パリで王家を巻き込む大スキャンダルが起こる。俗に「首飾り事件」と呼ばれ、フランス革命の引き金となったこの事件は、ある1人の女性が引き起こしたものだった。
かつて王位についていたこともある名門貴族バロア家の末裔であるジャンヌ・サン・レミ・バロアは、幼い頃に両親を亡くし、孤児となる。成長したジャンヌは、爵位を手に入れるため、ニコラ・ド・ラ・モット伯爵と愛のない結婚をし、そして奪われた家名と財産を取り戻すために、王妃マリー・アントワネットに近付こうとするが、一向に相手にされていなかった。そんなある日、ジャンヌは貴族の間で有名なジゴロ、レトー・ド・ビレットと知り合う。レトーはジャンヌの野望を実現させるため、ストラスブールの大司教、ルイ・ド・ロアンに近付くことを提案し、ジャンヌは王妃のお気に入りであると自称してロアンに取り入る。宰相の地位を狙っているロアンは、過去の経緯から王妃から嫌われており、地位を手にするためには何としても王妃との関係を修復する必要があったため、ジャンヌを信用し庇護するようになる。その頃、宝石商ボメールは、元は前国王ルイ14世が愛人のために作らせた2800カラットのダイヤの首飾りを王妃の元へ持ち込んでいた。王妃が買い取りを拒否したため、ボメールはジャンヌが王妃と親しいという噂を聞き、王妃への口利きを依頼する。ジャンヌは、ロアンを利用してこのネックレスを手に入れようと企むが―――――


これも劇場で観逃したクチだなあ。
この首飾り事件は実際にあった事件で、マリー・アントワネットとその時代に詳しい人は当たり前に知っている事件です。わたしはそんなに詳しくはないが、「マリー・アントワネット」の時にも書いたけど、何しろ「ベルサイユのばら」ファンだからね f(^ー^;
まずタイトルが「マリー・アントワネットの首飾り」なので、マリー・アントワネットを主役に据えているのかと思っていたら(当然、ヒラリーがマリーをやっていると思っていた)、ジャンヌを主役にしていたとは。その段階で、え? (;・∀・) という感じ。

「ベルサイユのばら」では、ジャンヌは希代の悪女として描かれているけれど、この映画ではジャンヌを“家名と財産を奪われた悲劇の女性”という描き方をしているため、ちょっと違和感がありました。
実際は、ジャンヌが本当にバロア家の末裔だったかどうかはわからず、真相は闇の中。彼女は詐欺師だったというのが通説のようですね。

全体の流れとしてはそう悪くはないんだけど、盛り上がりどころがないんだよね。ドラマ性が薄いというか。ジャンヌに感情移入も出来ず、ロアンは単なる強欲オヤジで、カリオストロ伯爵はいかにも怪しげに出てきたけどそれだけで、何故アントワネットが巻き込まれたのかもわかりづらい。

最後に唐突にアントワネットの斬首シーンが出てくるのも上手くない。あのシーンはいらないでしょう。この事件がきっかけでアントワネットが断頭台へ送られたという意味なのでしょうが、それにしては唐突すぎて、事件とフランス革命との繋がりが非常にわかりづらい。

ヒラリー・スワンクは頑張っていたし、サイモン・ベイカーはかなり魅力的でしたね。
エイドリアン・ブロディが出ていたのにはちょっとびっくりしたけれど、意外にこういう格好似合ってますな。

評価:★★(2.0)
どこがどうという訳でもないんだけど、イマイチ…。


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監督:チャールズ・シャイア
出演者:ヒラリー・スワンク、 サイモン・ベイカー、 ジョエリー・リチャードソン、 クリストファー・ウォーケン
収録時間:118分
レンタル開始日:2002-06-19

Story
192億円のダイヤモンドを巡る、今なお謎が残るフランス最大のスキャンダルを映画化したサスペンスミステリー。かつてルイ15世が愛人に贈るために購入したダイヤの首飾りを、王妃アントワネットに宝石商が売り込みに来たが…。 (詳細はこちら

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THEMA:WOWOW/スカパーで観た映画の感想
GENRE:映画
TAG:チャールズ・シャイア ヒラリー・スワンク サイモン・ベイカー エイドリアン・ブロディ ジョナサン・プライス ブライアン・コックス 
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2008年05月15日(木) 05:21:14 |  映画感想