2008年02月08日 (金) | EDIT |
■ 恵比寿ガーデンシネマにて鑑賞
ぜんぶ、フィデルのせい/LA FAUTE A FIDEL!
2006年/イタリア、フランス/99分
監督: ジュリー・ガヴラス
出演: ニナ・ケルヴェル/ジュリー・ドパルデュー/ステファノ・アコルシ/バンジャマン・フイエ
公式サイト
公開: 2008年01月19日
1970年。フランス、パリの名門カトリック女子小学校に通う9歳のアンナは、スペイン人で弁護士の父フェルナンドと雑誌記者の母マリ、弟フランソワの4人暮らし。普段はキューバ人のお手伝いフィロメナが面倒を見てくれており、休暇になると、母方の祖父母の住むボルドーで過ごすなど、何不自由ない生活を送っていた。ある日、スペインで反政府運動を行っていた伯父キノが暴動に巻き込まれて亡くなり、残された伯母マルガと従姉妹ピラルがやってきて、しばらくアンナの家で暮らすことになる。不自由な生活を強いられたアンナは不満がちらり。フィロメナもマルガ伯母さんたちをよく思っておらず、伯父さんが死んだのは“キョーサン主義”だからだと言う。フェルナンドは、これまで祖国のためになることをしていなかったことを悔い、子供たちをフィロメナに預けてマリーとチリへ出かけ、帰って来た時にはすっかり共産主義者になっていた。家族は広い家から小さなアパルトマンへ越し、家にはアヤシイヒゲの革命家が出入りし始める。アンナにも転校を勧めるがアンナは断固拒否。転校だけは免れたものの、好きだった宗教学の授業を両親から禁止されて、アンナの不満はたまる一方。「こんなことになったのも、ぜんぶフィデルって人のせいだ!」
恵比寿ガーデンシネマは、座席で飲食できないのが辛いところ。上映中に食べたりは基本的にしないけど(お茶を飲むくらいはするが)、上映前に食べたいなと思っても、ロビーの椅子の数は少ないし、早めに来てどこかで食べて来い or 観終わってからどこかで食べろってことなんだろうけど、時間がない時はね…

2006年/イタリア、フランス/99分
監督: ジュリー・ガヴラス
出演: ニナ・ケルヴェル/ジュリー・ドパルデュー/ステファノ・アコルシ/バンジャマン・フイエ
公式サイト
公開: 2008年01月19日
1970年。フランス、パリの名門カトリック女子小学校に通う9歳のアンナは、スペイン人で弁護士の父フェルナンドと雑誌記者の母マリ、弟フランソワの4人暮らし。普段はキューバ人のお手伝いフィロメナが面倒を見てくれており、休暇になると、母方の祖父母の住むボルドーで過ごすなど、何不自由ない生活を送っていた。ある日、スペインで反政府運動を行っていた伯父キノが暴動に巻き込まれて亡くなり、残された伯母マルガと従姉妹ピラルがやってきて、しばらくアンナの家で暮らすことになる。不自由な生活を強いられたアンナは不満がちらり。フィロメナもマルガ伯母さんたちをよく思っておらず、伯父さんが死んだのは“キョーサン主義”だからだと言う。フェルナンドは、これまで祖国のためになることをしていなかったことを悔い、子供たちをフィロメナに預けてマリーとチリへ出かけ、帰って来た時にはすっかり共産主義者になっていた。家族は広い家から小さなアパルトマンへ越し、家にはアヤシイヒゲの革命家が出入りし始める。アンナにも転校を勧めるがアンナは断固拒否。転校だけは免れたものの、好きだった宗教学の授業を両親から禁止されて、アンナの不満はたまる一方。「こんなことになったのも、ぜんぶフィデルって人のせいだ!」
恵比寿ガーデンシネマは、座席で飲食できないのが辛いところ。上映中に食べたりは基本的にしないけど(お茶を飲むくらいはするが)、上映前に食べたいなと思っても、ロビーの椅子の数は少ないし、早めに来てどこかで食べて来い or 観終わってからどこかで食べろってことなんだろうけど、時間がない時はね…
アンナ役のニナ・ケルヴェルが可愛い
激変した生活に不満を持っているから終始不機嫌顔なんだけど、これがまた可愛い(笑)
この映画で女優デビューということなんだけど、なかなか将来有望ですよ。
政治がらみではあるけど、子供の視点から描いているので、小難しい話がほとんど出てこないのはわかりやすくていい。突如として共産主義に目覚めた両親(家族の話とか伏線はあるんだけど、子供にとっては突然だわな)に振り回されるアンナの気持ち、良くわかるわ。幼すぎるからか、良くわかっていない能天気な弟フランソワもまた可愛い。2人の対比が面白かった。
子供は結局、親に振り回されちゃうんだよね…小さいうちは特にね。理不尽だなーと思うけど、逆にそんなアンナが投げかける、素朴ゆえに鋭い疑問について、大人たちはまともに答えられない。パパは、そう確固たる意思があって共産主義を貫いているというよりは、どうも、罪悪感から共産主義を支持しているって感じなので、余計に答えられないところもあったんだろうなあ。
幼いなりにアンナが一所懸命考えて成長していく様子は良かった。最後の展開で、どうも共産主義に目覚めるっぽい感じなのは引っかかったけど…(でもあの後、スペインは民主化へと激変するらしいので、そうはならないのかな)
99分だからそう長くはないはずなんだけど、日常を描いているからか、ちょっと間延びした感じはするかな。ちょっと眠くなってしまいました

評価:★★★(3.0)
めちゃめちゃ面白いという映画ではないけど、秀作かな。とにかく子供たちが可愛い。
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【ぽすれん】

この映画で女優デビューということなんだけど、なかなか将来有望ですよ。
政治がらみではあるけど、子供の視点から描いているので、小難しい話がほとんど出てこないのはわかりやすくていい。突如として共産主義に目覚めた両親(家族の話とか伏線はあるんだけど、子供にとっては突然だわな)に振り回されるアンナの気持ち、良くわかるわ。幼すぎるからか、良くわかっていない能天気な弟フランソワもまた可愛い。2人の対比が面白かった。
子供は結局、親に振り回されちゃうんだよね…小さいうちは特にね。理不尽だなーと思うけど、逆にそんなアンナが投げかける、素朴ゆえに鋭い疑問について、大人たちはまともに答えられない。パパは、そう確固たる意思があって共産主義を貫いているというよりは、どうも、罪悪感から共産主義を支持しているって感じなので、余計に答えられないところもあったんだろうなあ。
幼いなりにアンナが一所懸命考えて成長していく様子は良かった。最後の展開で、どうも共産主義に目覚めるっぽい感じなのは引っかかったけど…(でもあの後、スペインは民主化へと激変するらしいので、そうはならないのかな)
99分だからそう長くはないはずなんだけど、日常を描いているからか、ちょっと間延びした感じはするかな。ちょっと眠くなってしまいました


評価:★★★(3.0)
めちゃめちゃ面白いという映画ではないけど、秀作かな。とにかく子供たちが可愛い。
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【ぽすれん】
監督:ジュリー・ガヴラス
出演者:ニナ・ケルヴェル、 ジュリー・ドパルデュー、 ステファノ・アコルシ、 バンジャマン・フイエ
収録時間:99分
レンタル開始日:2008-10-03
Story
激動の70年代フランスの姿を、反抗期の少女の視点から描いた感動ドラマ。弁護士の父親と雑誌記者の母親、そして可愛い弟に囲まれて幸せな生活を送る9歳のアンナ。だが両親が共産主義を支持し始めたことから生活は一変、アンナの不満は爆発する。 (詳細はこちら)
激動の70年代フランスの姿を、反抗期の少女の視点から描いた感動ドラマ。弁護士の父親と雑誌記者の母親、そして可愛い弟に囲まれて幸せな生活を送る9歳のアンナ。だが両親が共産主義を支持し始めたことから生活は一変、アンナの不満は爆発する。 (詳細はこちら)
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『やっぱり大人は判ってくれない』
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監督:ジュリー・ガヴラス
出演:ニナ・ケルヴェル、ジュリー・ドパルデュー
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2009年05月12日(火) 08:28:15 | 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ
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▼動機
TSUTAYAオンラインのジャケット借り
▼感想
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▼満足度
★★★★★☆☆ なかなか
▼あらすじ
1970年代のパリ。弁護士の父(ステファノ・アコルシ)と雑誌記者の母(ジュリー・ドパルデュー)を持つアンナ(ニ?...
2009年07月07日(火) 07:49:13 | 新!やさぐれ日記
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