2006年07月06日 (木) | EDIT |


著 者: 雫井脩介
出版年: 2003年
出版社: 幻冬舎文庫/幻冬舎
1980年、8月。岐阜県美濃加茂地方の運送会社に勤務する荒勝明は、麻雀で借金を負わされて途方に暮れていた。とても今の稼ぎで返せる額ではなく、社長の
ヘー太さんとこのコメント欄でオータムさんがこれを誉めていらしたので、読んでみました。
これは面白い。ちょっと雫井侑介、見直しました(笑)
この作品は“顔”をテーマとして取り上げています。表面的なものと内面的なものと、両方の意味での“顔”なんだけれど、とても興味深かった。
カウンセラーの北見が「強く生きていきたいのならば、憶えておいてください。笑顔に勝る仮面はない」と言う。すごい言葉だなと。
解説で、このトリックはアンフェアだ、それはないだろうという批判があったと書かれていました。確かにそう言いたくなる気持ちもわからなくはないけど、これは犯人当てとかトリックを解いてどうこうという種類の推理小説ではないので、わたしはアリだと思う。事実、まったく気になりませんでした。
あんまり書くとネタバレになってしまうので、詳しく書けない…もどかしいー
評価:★★★★★(5.0)
オススメ。でもこの作品の出来がいいだけに、今後、他の雫井作品を読む時に比べてしまいそう。まぁ最初がイマイチだったので、返って何でも良く思えたりしてね(笑)
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この作品は“顔”をテーマとして取り上げています。表面的なものと内面的なものと、両方の意味での“顔”なんだけれど、とても興味深かった。
カウンセラーの北見が「強く生きていきたいのならば、憶えておいてください。笑顔に勝る仮面はない」と言う。すごい言葉だなと。
解説で、このトリックはアンフェアだ、それはないだろうという批判があったと書かれていました。確かにそう言いたくなる気持ちもわからなくはないけど、これは犯人当てとかトリックを解いてどうこうという種類の推理小説ではないので、わたしはアリだと思う。事実、まったく気になりませんでした。
あんまり書くとネタバレになってしまうので、詳しく書けない…もどかしいー
評価:★★★★★(5.0)
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