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週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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ヴェラ・ドレイク 
2005年12月17日 (土) | EDIT |
ヴェラ・ドレイクヴェラ・ドレイク/VERA DRAKE
2004年/イギリス、フランス、ニュージーランド/125分
監督: マイク・リー
出演: イメルダ・スタウントン/フィル・デイヴィス/ピーター・ワイト/エイドリアン・スカーボロー
公式サイト
公開: 2005年07月09日


1950年、イギリス。ヴェラ・ドレイクは、夫のスタン、無口で大人しい娘のエセル、明るく社交的な息子のシドと4人で暮らす、平凡な主婦。ヴェラは、家政婦の仕事をしながら、体の調子の良くない近所の人を訪ね歩いていた。しかし、心優しいヴェラには誰にも言えない秘密があった。幼なじみのリリーから、望まない妊娠をした女性を紹介され、違法な堕胎行為を行っていたのだ。中絶手術の費用はとても庶民には払えない額であったため、噂を聞いてリリーを訪ねてくるのだった。ヴェラは女性たちを“助ける”という意識でいるため、悪いことをしているとは思っていなかった。近所に住む男性レジーを食事に招いたことがきっかけで、エセルとレジーはつきあい始め、ついに婚約する。祝いの席でスタンの弟フランクの妻ジョイスが妊娠を告白し、更に祝いムードが高まったその時、ドレイク家のドアが叩かれる。ヴェラが処置をした娘の1人が死にかけて、病院へ運ばれたために、通報を受けた警察がヴェラの元へやってきたのだった…


イメルダ・スタウントンは、この映画で第77回米アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされているのね。全然知りませんでした。
この映画は、イメルダ・スタウントンの演技が非常に素晴らしい キラキラ
これだけでも★5つあげてもいいくらいです。
警部がやってきて、ドレイク家の扉を開ける。何のために警察が来たのか、ヴェラはすぐに悟るんだけど、その時のイメルダの表情が秀逸

話自体は、超ドツボで暗いし(イギリス映画だしね~)、中絶を扱っているので、観ていて辛かった。最後に家族愛の話になっちゃうのも、ちょっと思っていた展開と違ったかな…。前半はともかく、ヴェラが捕まってからがちょっと間延びしてる感じ。
正規の方法で堕胎をする、金持ちの娘スーザンと、リリーの元を訪れる非合法な堕胎を望む女性たちの対比は上手いなと思いました。

堕胎を望む女性たちも、無理矢理襲われて妊娠したから中絶するってのはわかるんだけど、ただ単に、避妊に失敗したから中絶するのは、ちょっと同情出来ないわ。

しかし、ヴェラが捕まってもリリーは無罪なの? その辺が、ちょーーっと疑問なんですが…。実際に行為を行ったのはヴェラだけど、リリーは女性たちの仲介をして、しかも報酬も受け取っていたのに。
しかし、イギリスの裁判って早いのねー。日本が遅いとも言えるけど。ヴェラが捕まって翌日に起訴されて、すぐに(罪を認めている等で)保釈が認められる。その辺にちょっとビックリ。

評価:★★★★(4.0)
イメルダ・スタウントンだけでも観る価値あると思う。
結局、望まない妊娠をして困るのは女です。避妊はきちんとしましょう。(どういう結論だ)


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監督:マイク・リー
出演者:イメルダ・スタウントン、 フィル・デイヴィス、 ダニエル・メイズ、 アレックス・ケリー
収録時間:124分
レンタル開始日:2006-02-24

Story
2004年ヴェネチア国際映画祭で2冠に輝いた、『秘密と嘘』のマイク・リー監督による人間ドラマ。50年のイギリス。望まない妊娠をした女性たちの堕胎の手助けをしていた平凡な主婦、ヴェラ・ドレイクの数奇な運命を描く。(C)2004 UNTITLED 03 / TUDIOCANAL/UK FILM COUNCIL. (詳細はこちら

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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:マイク・リー イメルダ・スタウントン フィル・デイヴィス ピーター・ワイト エイドリアン・スカーボロー 第77回米アカデミー賞 
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