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凶鳥の如き忌むもの 
2008年05月05日 (月) | EDIT |
凶鳥の如き忌むもの凶鳥の如き忌むもの
著  者: 三津田信三
出版年: 2006年
出版社: 講談社ノベルス/講談社

怪奇幻想作家の東城雅哉こと刀城言耶は、瀬戸内海に浮かぶ鳥坏島(とりつきじま)で行われるという“鳥人の儀”を取材するために、兜離(とり)の浦に向かっていた。大鳥様を信仰する鵺敷(ぬえじき)神社の巫女だけが知るという“鳥人の儀”は、18年前に行われた際、島に渡った朱名巫女以下7名が消え失せ、朱名の娘である朱音だけが戻ったという出来事があった。そして今は巫女となった朱音が今回の儀式を執り行うことになっており、刀城は儀式の立会人として、同じく立会人である、兜離の浦の一番大きな網元の息子、間蠣辰之助(まがきたつのすけ)、海部旅館の息子、行道、浮坪医院の跡継、下宮欽蔵(よしぞう)、巫女の弟である鵺敷正声(ぬえじきまさな)、民俗学を研究していると言う女子大生、北代瑞子(たまこ)、そして鵺敷神社の下働きをしている赤黒と共に鳥坏島へ向かう。そして朱音の巫女が拝殿に篭り、いよいよ鳥人の儀が執り行われることとなったが、その途中で何事かが起こり、刀城たちが拝殿に踏み込んだ時には、18年前と同じように朱音の巫女が消え失せており、時を同じくして赤黒も姿を消す。刀城は正声と共に、人間消失の謎を解くべく知恵をめぐらせるが、そんな時、辰之助が行方不明となる―――――


厭魅の如き憑くもの」の続編。イマイチ馴染めなかったんだけど、一作だけで判断するのもどうかなと思ったので、一応読んでみました。
また名前が面倒くさい… orz
巫女の名前が、今回“鳥人の儀”を執り行うのが朱音、その幼い娘が朱里。朱音の母親が朱名、祖母が朱世、曾祖母が朱慧(あかえ)
巫女の名前に関しては、世襲制なので似た名前にするのはしょうがないのかなとも思うけど、18年前に行方不明になった大学教授が唐通酉一(からつゆういち)、その助手が鸛篤司(こうのとりあつし)というのに至っては…
ふつーの名前にして! ふつーに!と思わずにいられない。

一番懸念していた文章は、大丈夫でした。今回は刀城の視点のみだからかな。「厭魅の如き憑くもの」は意図的にああいう書き方をしていたのでしょうね。

内容も、単純に人間消失のトリックを明かすということで、前作よりは随分読みやすく感じました。
その分、オチも、この宗教のご神体“大鳥様”が影禿鷲という大きな鳥で、“鳥人の儀”にチベットの密教を取り入れたとなると、何となく想像がつくというか…20分で何の跡形もなく、というのが可能かどうかはわからないのですが…。個人的には、これも「厭魅の如き憑くもの」同様、フェアとは言いがたいなあ。

あと、「厭魅の如き憑くもの」もそうだったんだけど、地図がないので、位置関係がものすごく掴みづらい。人間消失トリックって、余地ははないよって読者にわからせなければならないので、地図で説明してなんぼって気もするんだけど…。読解力がないと言われればそれまでですけどね。

評価:★★(2.0)
前作よりは読みやすいってことで。でも、やっぱり好みではないかな。


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THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:三津田信三 「刀城言耶」シリーズ 
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