2006年01月20日 (金) | EDIT |
■ 飯田橋ギンレイホールにて鑑賞
メゾン・ド・ヒミコ
2005年／日本／131分
監督： 犬童一心
出演： オダギリジョー／柴咲コウ／田中泯／西島秀俊
公開： 2005年08月27日
公式サイト
昼は塗装会社の事務、夜はコンビニでバイトをする吉田沙織。借金を抱えている彼女は、風俗でバイトをしようかと就職情報誌を眺める毎日を送っていた。ここのところ、沙織の元には、岸本晴彦と名乗る男から何度も連絡が入る。岸本は、沙織と母を棄てゲイとなった父・照雄の現在の恋人だった。照雄は銀座で“卑弥呼”というゲイバーを経営していたが、今はゲイのための老人ホームを経営しているという。そして照雄＝卑弥呼は癌で余命幾ばくもないため、晴彦は沙織と卑弥呼を会わせようと説得していたのだが、父のことが許せない沙織は卑弥呼に会おうとはしなかった。そんなある日、岸本は沙織を訪ね、沙織が金に困っていることを調べて、破格の日給と遺産相続をエサに、毎週日曜日にホームを手伝うことを頼む。沙織はその言葉に釣られ、ホームでアルバイトをすることに。ホームにいる老人たちは個性的なゲイばかり。最初は戸惑い、嫌いながらも、次第に打ち解けていく沙織だったが…
これ、劇場で観ようと思ってたんだけど観逃しちゃってたんだよね。こういう時、飯田橋ギンレイホールみたいな二番館はとっても便利です。
メゾン・ド・ヒミコ2005年／日本／131分
監督： 犬童一心
出演： オダギリジョー／柴咲コウ／田中泯／西島秀俊
公開： 2005年08月27日
公式サイト
昼は塗装会社の事務、夜はコンビニでバイトをする吉田沙織。借金を抱えている彼女は、風俗でバイトをしようかと就職情報誌を眺める毎日を送っていた。ここのところ、沙織の元には、岸本晴彦と名乗る男から何度も連絡が入る。岸本は、沙織と母を棄てゲイとなった父・照雄の現在の恋人だった。照雄は銀座で“卑弥呼”というゲイバーを経営していたが、今はゲイのための老人ホームを経営しているという。そして照雄＝卑弥呼は癌で余命幾ばくもないため、晴彦は沙織と卑弥呼を会わせようと説得していたのだが、父のことが許せない沙織は卑弥呼に会おうとはしなかった。そんなある日、岸本は沙織を訪ね、沙織が金に困っていることを調べて、破格の日給と遺産相続をエサに、毎週日曜日にホームを手伝うことを頼む。沙織はその言葉に釣られ、ホームでアルバイトをすることに。ホームにいる老人たちは個性的なゲイばかり。最初は戸惑い、嫌いながらも、次第に打ち解けていく沙織だったが…
これ、劇場で観ようと思ってたんだけど観逃しちゃってたんだよね。こういう時、飯田橋ギンレイホールみたいな二番館はとっても便利です。
やっぱりオダギリジョーはいい男だ… 
田中泯はベッドに寝たきりだから、台詞もあまりないんだけど、存在感がすごかったです。
他のゲイたちも、個性的なキャラが多くて面白かった。
ゲイのための老人ホームという設定が面白いと思ったけど、これは実在するらしいです。日本じゃなくてフィリピンだけどね。そのうち日本にも出来るかも？
他のブログでは、父娘愛を感じて良かったと書いている方が多いのだけど、わたしは父娘愛よりも、登場するゲイたちの“ゲイとして生きる悲哀”に心を打たれました。
年老いたゲイたちが集まる老人ホーム。ここには同じ性癖の人が集まっていて、お互いに理解しあえる。居心地がいい。
でも何事か起こったら、ここを出て行かなくてはならない。
ルビィは、自分をゲイと知らない息子の家族とこれから暮らして行く訳だけど、息子に自分の性癖を告白出来ないだろうね…。車の中の、しょぼくれたルビィの姿がもの悲しかった。
山崎は、思い切って女装して外へ出てみたら、偶然会った元同僚に「くねくねしていて、前からオカマかと思っていたら、やっぱりそうだったんだ」と笑われる。
沙織を抱こうとした晴彦は、結局キス以上のことが出来ずに、沙織に「触りたいところ、ないんでしょ」と言われてしまう。沙織を愛しいと思い、抱きたいと思う気持ちはあるのに、身体が反応しない。“ゲイである自分”を実感した晴彦の葛藤が切なかった。
傷ついてやけになって細川と寝た沙織に対して、晴彦が「羨ましいよ。…お前がじゃなくて細川さんが」と言った台詞にぐっときちゃいました。
これからも、この2人は恋愛に似た感情で結びつく(恋愛と言ってしまってもいいかもしれない)ことはあっても、決して肉体的に結ばれることはないんだろうと…。
評価：★★★☆(3.5)
全体を通して観て思ったのは、人間に対する目が優しいなぁと言うこと。
後をひく映画。観終わった後、不思議な気分が残ります。良作。
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】
田中泯はベッドに寝たきりだから、台詞もあまりないんだけど、存在感がすごかったです。
他のゲイたちも、個性的なキャラが多くて面白かった。
ゲイのための老人ホームという設定が面白いと思ったけど、これは実在するらしいです。日本じゃなくてフィリピンだけどね。そのうち日本にも出来るかも？
他のブログでは、父娘愛を感じて良かったと書いている方が多いのだけど、わたしは父娘愛よりも、登場するゲイたちの“ゲイとして生きる悲哀”に心を打たれました。
年老いたゲイたちが集まる老人ホーム。ここには同じ性癖の人が集まっていて、お互いに理解しあえる。居心地がいい。
でも何事か起こったら、ここを出て行かなくてはならない。
ルビィは、自分をゲイと知らない息子の家族とこれから暮らして行く訳だけど、息子に自分の性癖を告白出来ないだろうね…。車の中の、しょぼくれたルビィの姿がもの悲しかった。
山崎は、思い切って女装して外へ出てみたら、偶然会った元同僚に「くねくねしていて、前からオカマかと思っていたら、やっぱりそうだったんだ」と笑われる。
沙織を抱こうとした晴彦は、結局キス以上のことが出来ずに、沙織に「触りたいところ、ないんでしょ」と言われてしまう。沙織を愛しいと思い、抱きたいと思う気持ちはあるのに、身体が反応しない。“ゲイである自分”を実感した晴彦の葛藤が切なかった。
傷ついてやけになって細川と寝た沙織に対して、晴彦が「羨ましいよ。…お前がじゃなくて細川さんが」と言った台詞にぐっときちゃいました。
これからも、この2人は恋愛に似た感情で結びつく(恋愛と言ってしまってもいいかもしれない)ことはあっても、決して肉体的に結ばれることはないんだろうと…。
評価：★★★☆(3.5)
全体を通して観て思ったのは、人間に対する目が優しいなぁと言うこと。
後をひく映画。観終わった後、不思議な気分が残ります。良作。
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【ぽすれん】
監督：犬童一心
出演者：オダギリ ジョー、 柴咲コウ、 田中泯、 西島秀俊
収録時間：131分
レンタル開始日：2006-03-03
Story
『ジョゼと虎と魚たち』に続く、犬童一心監督、渡辺あや脚本による第2弾。癌に冒されたゲイの父親とその恋人の若い青年、父を嫌う娘の心情を通し、愛と絆、欲望と希望を綴る心温まる感動ドラマ。オダギリ ジョーと柴咲コウほか、豪華俳優陣が多数出演。 （詳細はこちら）
『ジョゼと虎と魚たち』に続く、犬童一心監督、渡辺あや脚本による第2弾。癌に冒されたゲイの父親とその恋人の若い青年、父を嫌う娘の心情を通し、愛と絆、欲望と希望を綴る心温まる感動ドラマ。オダギリ ジョーと柴咲コウほか、豪華俳優陣が多数出演。 （詳細はこちら）
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