2006年05月20日 (土) | EDIT |

著 者: 横山秀夫
出版年: 2005年
出版社: 朝日新聞社
1995年、阪神・淡路大震災が起こった朝。N県警の警務課長、不破義仁が失踪した。原因は不明、そして不破が以前署長をしていた署の管内で、不破の車が放置されているのが見付かった。覚悟の失踪なのか、何かの事件に巻き込まれたのか?
外部に漏らさずに何とか不破を見付けようと、本部長の椎名を始めとして、警務部長の冬木、警務部長の堀川、刑事部長の藤巻、生活安全部長の蔵本、交通部長の間宮が集まり対策を練るが、それぞれの思惑が絡み合い、情報を出し惜しみして、腹のさぐり合いが始まる。そしてそれぞれの妻たちもまた、裏で情報戦を始める―――――
図書館で予約したの、去年の夏ですよ夏。人気がある本だと、予約が遅れるとすぐこういう状態になっちゃうんだよね。買えば早いのはわかるんだけど、どうしても買ってつまらなかったら、怒りもあるけど場所も喰うし…。もちろん、借りて気に入ったら買うんだけどね。
わたしには「半落ち」は、世間で言われているほどではないという感じだったんだけど、これは面白かった (・∀・)
実際に捜査して事件の真相がわかる訳ではなく、情報戦でだんだんと明かされていく過程がうまいなと思いました。
本部長室で行われる会議では、上辺の情報しか交換されない。それぞれが部署に戻って、会議では明かされない、それぞれが持っている情報が錯綜する。そして誰がどれだけの情報を握っているか、腹のさぐり合い、駆け引きに引き込まれました。
旦那たちだけでなく、官舎に住んでいるがゆえに妻たちもそれに巻き込まれて、知らぬは夫ばかりなりという感じで情報が回っていって、妻に「~~なんでしょ?」なんて言われて、ぎょっ Σ(゚Д゚) とする夫たちの様子もおかしかった。
評価:★★★★(4.0)
今まで、横山秀夫は短・中編の方がいいなと思っていたけれど、これは面白かったです。オススメ。図書館では、未だに予約数がすごいですが… (^_^;)
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実際に捜査して事件の真相がわかる訳ではなく、情報戦でだんだんと明かされていく過程がうまいなと思いました。
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旦那たちだけでなく、官舎に住んでいるがゆえに妻たちもそれに巻き込まれて、知らぬは夫ばかりなりという感じで情報が回っていって、妻に「~~なんでしょ?」なんて言われて、ぎょっ Σ(゚Д゚) とする夫たちの様子もおかしかった。
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THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:横山秀夫 「このミステリーがすごい!」2006年版
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装幀は井上則人。
「陰の季節」で松本清張賞、「動機」で日本推理作家協会賞短編部門賞を受賞。
主な作品「半落ち」「クライマーズ・ハイ...
2009年02月05日(木) 16:20:47 | 粋な提案
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