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週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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ギミー・ヘブン 
2006年01月25日 (水) | EDIT |
 池袋シネマ・サンシャインにて鑑賞
ギミー・ヘブンギミー・ヘブン
2004年/日本/121分
監督: 松浦徹
出演: 江口洋介/安藤政信/宮崎あおい
公開: 2006年01月14日

インターネット上で盗撮サイトを運営している葉山新介は、1つの刺激を受けると、2つの感覚でそれを受け止める“共感覚”の持ち主。恋人、不由子や仲の良い弟分、貴史と居ても、理解されることのない孤独な思いを抱えていた。ある日、新介のサイトを通じて自室をネット上に公開している女性、下川美紀が失踪し、新介たちが部屋に駆けつけると、ベッドの上に血糊で描かれた奇妙な模様があった。その模様に激しく反応する新介。アンダーグラウンドのサイトで「死の商人」と呼ばれている“ピカソ”という人物の描く絵にそっくりだったのだ。その直後に、美紀は投身自殺をする。新介は、ピカソが係わっているのではと思い始める。そして、河川の排水溝に仕掛けたモニターに女子高生が倒れている画面が映っており、新介と貴史は女子高生を事務所に連れ帰る。彼女は麻里と名乗り、そのまま事務所に同居することになった。実は、麻里は路木という富豪の養女であり、数日前に路木家の主人は何者かに殺されていた。麻里はこれまでで3度、富豪の家に引き取られたものの、その家の主人は不審な死に方をしており、麻里は路木家の事件の後、行方不明と報道されていたのだった―――――


来週からはレイトだけになってしまうので、慌てて観に行ってきました。でも、これって14日公開じゃん。2週間でレイト…? (;・∀・) (←嫌な予感)
はい。予感は大当たり。
題材は、かなりいいと思うんだけどねえ。何が悪いのか。やっぱり料理の腕が悪いんだな。設定を生かし切れていない。すっごい勿体ない。

新介たちは、別に殺人事件に対して何をする訳でもないんだよね。謎を解いたりとかしない。ただ「麻里がピカソに狙われている。俺たちで麻里を守ろう」って言って、でも具体的に何をする訳じゃなくて逃げるだけ…。だから、こいつらが何をしたいのか、イマイチよくわからないんだわ。わからないままに物語が進むので、余計にわからない。
貴史が麻里を守ろうとするのはわかるんだけど、新介は“付き合わされている”感が漂っていて、どうも緊迫感がないんだよねー。だから、観ているこちらも全然緊迫感がわかない。

せっかく“共感覚”という美味しい素材があるんだから、これを使って事件の謎を解くとかすればいいんだけど、そういうのは全然無い。まぁ、結局たいした謎でもないんだけど(かなり予想が付く展開)、最後に石田ゆり子扮する柴田刑事が「日記を読んで、事件の真相がわかった」って。
それ、謎を解いたとか言いませんから。
しかし、詳しくないのでこういうこと書くのも何なんですが、メールで添付ファイルを送って、そこからオンラインでチャットみたいに相手とやり取り出来るんですか? しかも、貴史の方の生中継もしてる…あの仕組みがよくわからない。URLをメールで送って、そのURLに行くと生中継しているのが見られるのなら、何となくわかるんだけど…
ああ、でもオンラインゲームとかあるから、そういうのも可能なのかな。ゲームはやらないので全くわかりません。

ラストのガーベラの雨は、すごく綺麗だった。それまでは「共感覚」「共感覚」と言葉では言うものの、具体的には映像として表されないんだけど、25,000×α分の1の確率でしか出会えないはずの、同じ感覚を持つ相手と出会えた、ここで初めて“共感覚”を具体的な映像で見せる。すごく効果的でしたね。
あのシーンくらいかな、いいと思ったのは…

評価:☆(0.5)
題材はいいのに、料理人の腕が悪いとこうなるという典型的な例。ひたすら勿体ない映画でした。


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監督:松浦徹
出演者:江口洋介、 安藤政信、 宮崎あおい、 石田ゆり子、 松田龍平
収録時間:121分
レンタル開始日:2006-05-27

Story
江口洋介、安藤政信、宮崎あおいほか日本を代表する5人の人気俳優の豪華共演で贈る新感覚サイコサスペンス。ヤクザの下請けで盗撮サイトを運営する新介は、“共感覚”という誰にも理解も共有することもできない特異な性質を持っていた…。 (詳細はこちら

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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:松浦徹 江口洋介 安藤政信 宮崎あおい 石田ゆり子 
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