2006年02月24日 (金) | EDIT |
■ WOWOWにて鑑賞
ブラック・セプテンバー ミュンヘン・テロ事件の真実/ONE DAY IN SEPTEMBER
1999年/スイス、ドイツ、イギリス/91分
監督: ケヴィン・マクドナルド
ナレーション: マイケル・ダグラス
1972年、ミュンヘン・オリンピックで起こった、パレスチナゲリラ“黒い9月 ”によるイスラエル選手団襲撃事件。この事件の顛末を、犯人グループ唯一の生存者であるジャマール・アル・ガッシーや、殺されてしまったイスラエル選手団の妻、その目でこの事件を目撃したレポーターやドイツのウルリッチ・K・ヴェグナー将軍らのインタビューと当時の映像を交えて制作されたドキュメンタリー。
「ミュンヘン」の前に観たかったんだけど、タイミング合わなくて映画の後になっちゃった。

1999年/スイス、ドイツ、イギリス/91分
監督: ケヴィン・マクドナルド
ナレーション: マイケル・ダグラス
1972年、ミュンヘン・オリンピックで起こった、パレスチナゲリラ“
「ミュンヘン」の前に観たかったんだけど、タイミング合わなくて映画の後になっちゃった。
「そんな事件があったらしい」程度の知識しかないわたしには、かなり衝撃的でした。
まず、イスラエルはこの事件が起こった段階で「ゲリラと取り引きはしない」と断言しています。つまり「もしゲリラを説得出来なければ、人質が死ぬのはやむなし」としているんですね。
そして交渉を任されたドイツの対応の甘さ。もちろん事件を起こしたゲリラは許されるべきではないけど、こういう結果になったのは、ドイツにもかなり責任がありそう。
すごいのは、オリンピックが開催されてから1週間ほどして事件が起こったんだけど、事件が起こっても、オリンピック委員会は競技を中止せずに続けていたんだそうです。同じ選手村の中で命の危機にさらされている人がいるのに、一方で呑気に日向ぼっこをしている選手がいる。そして外圧があって、オリンピック委員会はようやく中止を決定した。
そしてマスコミが事件の状況をライブで放送していて、警察が突入のために配置される様子も逐一放送していた。当然、ゲリラは建物の中でテレビを観て、それを知る。警察の動きはゲリラに筒抜けだった。結局突入の合図は送られなかった訳だけれど、もし突入することになっていたら、警察は全滅だったでしょう…
細かいところでの連絡ミスなんかがかなりあって、それが結果的にああいう惨劇を引き起こしたと言えなくもないかなと思った。上手くやれば、ここまでひどいことにはならなかった気もする。もちろん結果論ですけど。
この事件で殺されてしまった、フェンシングのコーチ、アンドレ・スピッツァーの妻アンキが語ったエピソードが印象的だった。
アンドレが会場でレバノンの選手を見かけ、挨拶しようとした。それを止めたアンキに対して「オリンピックは友愛の祭典だ。イスラエル人である僕でも、彼らと親しく話が出来るんだ」と言って、彼はレバノンの選手に話しかけ、握手までして帰ってきて、笑顔で「これが夢だったんだ」と告げたという。そんな彼が、テロの犠牲になって殺されてしまった…
評価:★★★★★(5.0)
この映画は観るべき。出来れば「ミュンヘン」を観る前に観ると、事件の背景がわかっていいと思う。まぁ、観たからって「ミュンヘン」に対する評価が変わる訳ではないけどね~
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【ぽすれん】
まず、イスラエルはこの事件が起こった段階で「ゲリラと取り引きはしない」と断言しています。つまり「もしゲリラを説得出来なければ、人質が死ぬのはやむなし」としているんですね。
そして交渉を任されたドイツの対応の甘さ。もちろん事件を起こしたゲリラは許されるべきではないけど、こういう結果になったのは、ドイツにもかなり責任がありそう。
すごいのは、オリンピックが開催されてから1週間ほどして事件が起こったんだけど、事件が起こっても、オリンピック委員会は競技を中止せずに続けていたんだそうです。同じ選手村の中で命の危機にさらされている人がいるのに、一方で呑気に日向ぼっこをしている選手がいる。そして外圧があって、オリンピック委員会はようやく中止を決定した。
そしてマスコミが事件の状況をライブで放送していて、警察が突入のために配置される様子も逐一放送していた。当然、ゲリラは建物の中でテレビを観て、それを知る。警察の動きはゲリラに筒抜けだった。結局突入の合図は送られなかった訳だけれど、もし突入することになっていたら、警察は全滅だったでしょう…
細かいところでの連絡ミスなんかがかなりあって、それが結果的にああいう惨劇を引き起こしたと言えなくもないかなと思った。上手くやれば、ここまでひどいことにはならなかった気もする。もちろん結果論ですけど。
この事件で殺されてしまった、フェンシングのコーチ、アンドレ・スピッツァーの妻アンキが語ったエピソードが印象的だった。
アンドレが会場でレバノンの選手を見かけ、挨拶しようとした。それを止めたアンキに対して「オリンピックは友愛の祭典だ。イスラエル人である僕でも、彼らと親しく話が出来るんだ」と言って、彼はレバノンの選手に話しかけ、握手までして帰ってきて、笑顔で「これが夢だったんだ」と告げたという。そんな彼が、テロの犠牲になって殺されてしまった…
評価:★★★★★(5.0)
この映画は観るべき。出来れば「ミュンヘン」を観る前に観ると、事件の背景がわかっていいと思う。まぁ、観たからって「ミュンヘン」に対する評価が変わる訳ではないけどね~
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【ぽすれん】
監督:ケヴィン・マクドナルド
収録時間:91分
レンタル開始日:2006-08-18
Story
ミュンヘン五輪開催中に起こった、パレスチナゲリラによるイスラエル選手団襲撃事件を検証したドキュメンタリー。収監中の236人の釈放要求を断固として拒否したイスラエル政府など、当時の実際のニュース映像と当事者インタビューで事件の全貌に迫る。 (詳細はこちら)
ミュンヘン五輪開催中に起こった、パレスチナゲリラによるイスラエル選手団襲撃事件を検証したドキュメンタリー。収監中の236人の釈放要求を断固として拒否したイスラエル政府など、当時の実際のニュース映像と当事者インタビューで事件の全貌に迫る。 (詳細はこちら)
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THEMA:WOWOW/スカパーで観た映画の感想
GENRE:映画
TAG:ケヴィン・マクドナルド マイケル・ダグラス
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