2006年03月22日 (水) | EDIT |
■ シャンテシネにて鑑賞
白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々/SOPHIE SCHOLL - DIE LETZTEN TAGE
2005年/ドイツ/121分
監督: マルク・ローテムント
出演: ユリア・イェンチ/アレクサンダー・ヘルト/ファビアン・ヒンリヒス/ヨハンナ・ガストドロフ
公式サイト
公開: 2006年01月28日
1943年、ナチス政権下のドイツ、ミュンヘン。21歳の大学生ゾフィー・ショルは、兄ハンスや兄の仲間クリストフ・プローブストらと“白バラ”と呼ばれる地下組織を結成し、反ナチスを唱えてビラ撒きなどのレジスタンス活動を行っていた。彼らは集まってビラを印刷し郵送する作業を行っていたが、ビラが余ったために、ハンスは大学でビラを撒くことを提案する。仲間たちは危険すぎると反対するが、結局ハンスとゾフィーの2人が、誰もいない授業中を狙ってビラを撒くことになる。順調にビラを置いていく2人だが、ちょうど授業の終わりのベルが鳴り、用務員にビラを撒いたところを見られてしまい、2人はそのままゲシュタポに逮捕される。そして、ゾフィーはロベルト・モーア尋問官から激しい尋問を受ける。最初は否定していたゾフィーだが、やがて物的証拠を突きつけられ、逃れられないと悟ると、モーアに対して反撃を始める―――――
シャンテシネ、久々に行きました。もしかすると「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」以来かもしんない。今の職場の場所から考えると、どうしても銀座辺りで観るのは、時間的に厳しいんだよね。。。

2005年/ドイツ/121分
監督: マルク・ローテムント
出演: ユリア・イェンチ/アレクサンダー・ヘルト/ファビアン・ヒンリヒス/ヨハンナ・ガストドロフ
公式サイト
公開: 2006年01月28日
1943年、ナチス政権下のドイツ、ミュンヘン。21歳の大学生ゾフィー・ショルは、兄ハンスや兄の仲間クリストフ・プローブストらと“白バラ”と呼ばれる地下組織を結成し、反ナチスを唱えてビラ撒きなどのレジスタンス活動を行っていた。彼らは集まってビラを印刷し郵送する作業を行っていたが、ビラが余ったために、ハンスは大学でビラを撒くことを提案する。仲間たちは危険すぎると反対するが、結局ハンスとゾフィーの2人が、誰もいない授業中を狙ってビラを撒くことになる。順調にビラを置いていく2人だが、ちょうど授業の終わりのベルが鳴り、用務員にビラを撒いたところを見られてしまい、2人はそのままゲシュタポに逮捕される。そして、ゾフィーはロベルト・モーア尋問官から激しい尋問を受ける。最初は否定していたゾフィーだが、やがて物的証拠を突きつけられ、逃れられないと悟ると、モーアに対して反撃を始める―――――
シャンテシネ、久々に行きました。もしかすると「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」以来かもしんない。今の職場の場所から考えると、どうしても銀座辺りで観るのは、時間的に厳しいんだよね。。。
すごく重い話でした。でもわたしはこういう映画が大好き。最近何でもかんでも“BASED ON A TRUE STORY”ですが、
事実を元にした映画を作るなら、こういう映画を作るべき。
ゾフィーとモーアの尋問の部分は、かなり手に汗握る展開でした(でも、へー太さんもmigさんも、眠くなったようです…。確かに長かった)。最初はしらを切っていたゾフィーをモーアも信じかけるけれど、物的証拠が出てきてしまう。言い逃れ出来ないと悟ったゾフィーがモーアとやり合うその後の展開は、尋問と言うより議論している感じ。モーアの変化具合が上手いです。
裁判がまた裁判じゃないんだこれが。フライスラー裁判官は“流血の裁判官”と言われた人だそうですが、アンドレ・ヘンニックがこれまた上手い。ものすごい狂気を感じました。
ゾフィーのお父さんが裁判に乗り込んできて「正義は死なない!」と言ったり、ゾフィーとの面会で「お前は正しい。自分の誇りだ」と言った時は泣けました…
ずっと毅然としていたゾフィーが、刑の執行まで猶予が与えられないと知って慟哭する、あのシーンはゾフィーの内面をよく表していて、良かった。どんなに強い信念を持っていても、21歳の女性だしね…
先のへー太さんも書いていらっしゃいますが、「ヒトラー~最期の12日間~」と合わせて観て欲しい。
ゾフィーが独房からずっと空を見上げている。ゾフィーのまなざしの真摯さ。そして最期に「太陽はまだ輝いている」と言い残す。その信念の強さ。
人間の信念って何というか…怖い。今、ナチスが行ったことが“悪”という認識が世界中であるから、ゾフィーの行動は正しいし勇気あるということになるけど、ゾフィーの行動はナチ政権下においては“悪”な訳だよね。それぞれみんな自分の信念を持って行動している訳で、それがその時の政治と合わなければ、その信念は反政府的、“悪”と見られる。行きすぎるとテロリストにもなりかねない。でもその後、その時の政府とは違う考え方が主流となると、今まで“良”であったものは“悪”になる…
とか、色々考えてしまいました。
評価:★★★★★(5.0)
いい映画でした。こういうのこそ、色んな人に観て欲しいなぁ。
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】
事実を元にした映画を作るなら、こういう映画を作るべき。
ゾフィーとモーアの尋問の部分は、かなり手に汗握る展開でした(でも、へー太さんもmigさんも、眠くなったようです…。確かに長かった)。最初はしらを切っていたゾフィーをモーアも信じかけるけれど、物的証拠が出てきてしまう。言い逃れ出来ないと悟ったゾフィーがモーアとやり合うその後の展開は、尋問と言うより議論している感じ。モーアの変化具合が上手いです。
裁判がまた裁判じゃないんだこれが。フライスラー裁判官は“流血の裁判官”と言われた人だそうですが、アンドレ・ヘンニックがこれまた上手い。ものすごい狂気を感じました。
ゾフィーのお父さんが裁判に乗り込んできて「正義は死なない!」と言ったり、ゾフィーとの面会で「お前は正しい。自分の誇りだ」と言った時は泣けました…
ずっと毅然としていたゾフィーが、刑の執行まで猶予が与えられないと知って慟哭する、あのシーンはゾフィーの内面をよく表していて、良かった。どんなに強い信念を持っていても、21歳の女性だしね…
先のへー太さんも書いていらっしゃいますが、「ヒトラー~最期の12日間~」と合わせて観て欲しい。
ゾフィーが独房からずっと空を見上げている。ゾフィーのまなざしの真摯さ。そして最期に「太陽はまだ輝いている」と言い残す。その信念の強さ。
人間の信念って何というか…怖い。今、ナチスが行ったことが“悪”という認識が世界中であるから、ゾフィーの行動は正しいし勇気あるということになるけど、ゾフィーの行動はナチ政権下においては“悪”な訳だよね。それぞれみんな自分の信念を持って行動している訳で、それがその時の政治と合わなければ、その信念は反政府的、“悪”と見られる。行きすぎるとテロリストにもなりかねない。でもその後、その時の政府とは違う考え方が主流となると、今まで“良”であったものは“悪”になる…
とか、色々考えてしまいました。
評価:★★★★★(5.0)
いい映画でした。こういうのこそ、色んな人に観て欲しいなぁ。
DVDの購入はコチラ

【amazon】
![]() | 白バラの祈り -ゾフィー・ショル、最期の日々- [DVD] (2006/09/22) ユリア・イェンチアレクサンダー・ヘルト 商品詳細を見る |
レンタルはコチラ

【ぽすれん】
監督:マルク・ローテムンド
出演者:ユリア・イェンチ、 アレクサンダー・ヘルト、 ファビアン・ヒンリヒス、 ヨハンナ・ガストドロフ
収録時間:121分
レンタル開始日:2006-09-22
Story
ヒトラー政権に立ち向かった21歳の女性の実話を元に映画化した感動ドラマ。ヒトラー打倒を叫ぶ“白バラ”と呼ばれたミュンヘン大学のグループのゾフィー・ショルは、仲間や人々が忘れていた良心を守り通すため勇気を持って抵抗運動を続けるが…。 (詳細はこちら)
ヒトラー政権に立ち向かった21歳の女性の実話を元に映画化した感動ドラマ。ヒトラー打倒を叫ぶ“白バラ”と呼ばれたミュンヘン大学のグループのゾフィー・ショルは、仲間や人々が忘れていた良心を守り通すため勇気を持って抵抗運動を続けるが…。 (詳細はこちら)
【TSUTAYA DISCUS】 | 【DMM.com】 |
![]() | ![]() |






THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:マルク・ローテムント ユリア・イェンチ アレクサンダー・ヘルト ファビアン・ヒンリヒス ヨハンナ・ガストドロフ アンドレ・ヘンニック
※当ブログ内の同一タグが張られた記事一覧が表示されます。
| HOME |