2006年05月17日 (水) | EDIT |
■ 池袋東急にて鑑賞
ヨコハマメリー
2005年/日本/92分
監督: 中村高寛
出演: 永登元次郎/五大路子/杉山義法/清水節子/広岡敬一
公式サイト
公開: 2006年04月15日
かつて、横浜にある娼婦がいた。白粉で顔を白く塗り、白いドレスを着た彼女は、本名も年齢も一切明かさず、老婆と呼ばれる歳になっても街角に立ち続けた。一種異様なそのいでたちは彼女を有名にし、いつしか「ハマのメリーさん」と呼ばれるようになる。そして1995年の冬、突然メリーは横浜から姿を消した。彼女の行方について知るものは少なく、噂が噂を呼び、彼女は都市伝説となってゆく。そんな彼女を金銭面からも支え続けた、シャンソン歌手の永登元次郎を始めとする、メリーを知る人々のインタビューを通して、メリーと彼女が愛し続けた横浜を浮き彫りにしたドキュメンタリー。
そもそもは、同僚が「こういう映画があるんだ」と教えてくれまして、わたしは中島らもの書いた「白いメリーさん」しか知らなかったので、メリーが実在の人物だと知って相当驚きました。

2005年/日本/92分
監督: 中村高寛
出演: 永登元次郎/五大路子/杉山義法/清水節子/広岡敬一
公式サイト
公開: 2006年04月15日
かつて、横浜にある娼婦がいた。白粉で顔を白く塗り、白いドレスを着た彼女は、本名も年齢も一切明かさず、老婆と呼ばれる歳になっても街角に立ち続けた。一種異様なそのいでたちは彼女を有名にし、いつしか「ハマのメリーさん」と呼ばれるようになる。そして1995年の冬、突然メリーは横浜から姿を消した。彼女の行方について知るものは少なく、噂が噂を呼び、彼女は都市伝説となってゆく。そんな彼女を金銭面からも支え続けた、シャンソン歌手の永登元次郎を始めとする、メリーを知る人々のインタビューを通して、メリーと彼女が愛し続けた横浜を浮き彫りにしたドキュメンタリー。
そもそもは、同僚が「こういう映画があるんだ」と教えてくれまして、わたしは中島らもの書いた「白いメリーさん」しか知らなかったので、メリーが実在の人物だと知って相当驚きました。
かなり観る人を限定する映画だと思います。ドキュメンタリーだからしょうがないのかもしれないけど、横浜の街に思い入れがある、横浜に住んでいる、かつて住んでいた、メリーを見たことがある、もしくはメリーの生きた時代と同じ時期を過ごしたという人じゃないと、楽しめないんじゃないかなぁ。
メリーはいつも全財産を持ち歩いて、街角に立ったり、ビルの中で寝たりしていたようですが、つーか…単なるホームレス? (;・∀・)
若い頃はともかく、あの歳で、あの格好で本気で客を引いていたとは考えにくいし。
メリーは最初からメリーと呼ばれていた訳ではなくて、一部の人には「皇后陛下」と呼ばれていたんだって。品があって、謎めいていたから、高貴な血筋の人なんだとか色々噂があったらしいんだけど、正直、 ( ´,_ゝ`)プッ って感じでした。
メリーは気の毒な人かも知れないけど(「“父君”が亡くなったのでこの道に入った」と漏らしたことがあったらしい)、わたしにホームレスに対する嫌悪感があるからか、メリーが通っていた美容院で、メリーを拒否した客の気持ちの方がわかるわ。
作家の山崎洋子が、メリーの化粧を「ある時から、あれは仮面になったのではないか。あの化粧をすることで、メリーはメリーを演じていたのでは」と言ったのには、すごく納得しました。本人は何も語らず、映画もそこには全く触れずにいるため(たぶん聞いても答えてはくれなかったでしょう)、真相はわからず仕舞いですが、この推測は当たっているような気がします。ラスト、老人養護施設で、化粧を止め、本名で暮らすメリーの穏やかな顔が、それを裏付けているように思えました。
最初に書いたように、横浜の街に思い入れがある人やメリーを見たことがある人は、観ると何か感じることはあると思う。
評価:★★☆(2.5)
ドキュメンタリー映画としては悪くない。でも、横浜に思い入れのないわたしには、正直金を払って観る映画ではないかな。
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メリーはいつも全財産を持ち歩いて、街角に立ったり、ビルの中で寝たりしていたようですが、つーか…単なるホームレス? (;・∀・)
若い頃はともかく、あの歳で、あの格好で本気で客を引いていたとは考えにくいし。
メリーは最初からメリーと呼ばれていた訳ではなくて、一部の人には「皇后陛下」と呼ばれていたんだって。品があって、謎めいていたから、高貴な血筋の人なんだとか色々噂があったらしいんだけど、正直、 ( ´,_ゝ`)プッ って感じでした。
メリーは気の毒な人かも知れないけど(「“父君”が亡くなったのでこの道に入った」と漏らしたことがあったらしい)、わたしにホームレスに対する嫌悪感があるからか、メリーが通っていた美容院で、メリーを拒否した客の気持ちの方がわかるわ。
作家の山崎洋子が、メリーの化粧を「ある時から、あれは仮面になったのではないか。あの化粧をすることで、メリーはメリーを演じていたのでは」と言ったのには、すごく納得しました。本人は何も語らず、映画もそこには全く触れずにいるため(たぶん聞いても答えてはくれなかったでしょう)、真相はわからず仕舞いですが、この推測は当たっているような気がします。ラスト、老人養護施設で、化粧を止め、本名で暮らすメリーの穏やかな顔が、それを裏付けているように思えました。
最初に書いたように、横浜の街に思い入れがある人やメリーを見たことがある人は、観ると何か感じることはあると思う。
評価:★★☆(2.5)
ドキュメンタリー映画としては悪くない。でも、横浜に思い入れのないわたしには、正直金を払って観る映画ではないかな。
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【ぽすれん】
監督:中村高寛
出演者:永登元次郎、 五大路子、 杉山義法、 団鬼六
収録時間:92分
レンタル開始日:2007-02-13
Story
ミニシアター公開ながら口コミで評判が広がり、全国ロングランヒットを記録したドキュメンタリー。かつて絶世の美人娼婦として名を馳せ、95年に忽然と横浜から姿を消した白塗りの女性“ヨコハマメリー”の半生を、さまざまな人々の証言を通して綴る。 (詳細はこちら)
ミニシアター公開ながら口コミで評判が広がり、全国ロングランヒットを記録したドキュメンタリー。かつて絶世の美人娼婦として名を馳せ、95年に忽然と横浜から姿を消した白塗りの女性“ヨコハマメリー”の半生を、さまざまな人々の証言を通して綴る。 (詳細はこちら)
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