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自負と偏見 
2006年05月14日 (日) | EDIT |
自負と偏見自負と偏見
著  者: J.オースティン
訳  者: 中野好夫
出版年: 1813年(原書)/1997年(翻訳)
出版社: 新潮文庫/新潮社

18世紀末、イギリスの田舎町。5人の姉妹が居るベネット家の隣に、資産家のビングリーが妹2人と友人のダーシーを伴ってロンドンからやってくる。ベネット夫人が娘たちのどれかをビングリーの元に嫁がせようと躍起になる中、ビングリーは、舞踏会でベネット家の穏和で美しい長女・ジェーンを見て一目惚れ。内気なジェーンもまたビングリーに好意を抱く。快活で誰にでも好かれるビングリーとは反対に、その親友であるダーシーは気むずかし屋で気位が高く、人を寄せ付けない。ベネット家の次女・エリザベスは、ダーシーを「プライドの高い男」と思い、反感を抱く。また、エリザベスは、ダーシーの昔なじみの将校、ウィッカムから、彼がダーシーに受けた仕打ちを聞き、ますますダーシーへの反感を募らせる。ダーシーはエリザベスに好意を持っていたが、プライドの高さゆえに言葉には出せずにいた―――――


01月にこの映画を観たので、原作を借りてみました。普段は英米文学はほとんど読まないし、これは古典と言ってもいい古さなので、ちょっとどうかなと思っていたのですが…
これを読んで、あの映画は割と原作に忠実に作られているんだなーとわかりました。映画のレビューでは、下の妹の描き方が弱いと書きましたが、実は原作でもほとんど触れられない。だったら5人姉妹になんかしなくてもいいような気もしますが…(解説では、オースティンは6人兄弟のうち女2人という編成で、この姉と仲が良かったそうです。自分が体験していないから描写が薄いのではと書いてありました)

映画では、エリザベスは飄々としていて、「結婚? あんまり関係ないわ~」って感じだったんだけど、原作ではそうでもないですね。時代的には当たり前だけど。
ミスター・ダーシーがかなり可愛い (ノ´∀`*) 映画ではそうでもない(笑)けど、小説でのミスター・ダーシーの行動はすごく可愛く見えます。

エリザベスの愛称で、ベス、ベッツィー、リズ、リジーなんてのは聞きますが、このエリザベスはエライザと呼ばれることが多くて、ちょっと違和感。どうしても「キャンディ・キャンディ」のイライザが浮かんでしまいます。もしかしてイライザって、本名はエリザベスなのか?と思って漫画を読み返してみたけど、そういう表記はなくて、もしかすると子供向けの漫画だから混乱を招くので、そういう表記はなしにしたのかななんて思ってみたり。

全然「自負と偏見」とは関係ないですね。

評価:★★★☆(3.5)
訳も読みにくくなかったし、普通に面白かったです。映画を観ていれば読みやすいんじゃないかな。

 映像化作品のレビューはコチラ プライドと偏見


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THEMA:映画の原作
GENRE:小説・文学
TAG:J.オースティン 
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