2008年08月18日 (月) | EDIT |


著 者: 佐々木譲
出版年: 2007年
出版社: 新潮社
戦後、駐在警官という天職を得た安城清二は、昭和32年、駐在所に隣接していた五重塔の放火事件の際に持ち場を離れ、近くの鉄道跨線橋から落下したと思われる状況で発見される。殉職ではなく事故死として処理されたため、清二の息子・民雄は父の同期である香取茂一、早瀬勇三、窪田勝利の援助を受けながら警察学校へ入学し、警官を目指す。優秀だった民雄は、公安として様々な任務を経てからかねてからの希望だった駐在警官となり、父が生前気にかけていたという、上野公園での男娼殺人事件と、その後起こった鉄道員殺人事件の真相を探ろうとするが、管内で起こった発砲事件の犠牲となり、殉職する。そして民雄の息子・和也もまた、祖父、父と同じく警官を志し、祖父の代に起こった事件の真相を暴こうと動き出す―――――
「このミステリーがすごい!」2008年版1位でした。佐々木譲は「制服捜査」で読んだだけですが、「このミス」1位なら一応押さえておこうかな…ぐらいの気持ちで、図書館で予約。予約したのはいつだったかな~… (´-ω-`)トオイメ
警官として生きてきた親子三代の物語なんだけど、正直、長い…
しかも、上野公園での事件、三代が追ってきた謎としてはあまりに事件がしょぼい気がする。謎解きって程でもないし、謎が解けたからなんだっていう。カタルシスも別に得られなかったし、個人的には面白くはなかった…と言うと語弊があるかな。好みではなかった。
清二と民雄の物語はそこそこ読めたんだけど、孫の和也の物語は、彼女を上司に取られたとか、ホントどうでもいい…(孫世代に移った時、まだ続くの!?と思いました)
まぁ、「父親が清廉潔白だったと思っているのか」という台詞から真相にたどり着くわけだから、全くいらん展開ではないんだろうけどね。
和也の中に流れる警官の血、祖父・清二から形を変えて残っているわけだけれど、和也の方向性もそれでいいのかなあ…と疑問に思ったり。
評価:★★(2.0)
評判いいみたいなんだけど、好みではありませんでした。「制服捜査」の方がまだ好きかな。
この作家、わたしとはイマイチ相性が悪いようです。
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しかも、上野公園での事件、三代が追ってきた謎としてはあまりに事件がしょぼい気がする。謎解きって程でもないし、謎が解けたからなんだっていう。カタルシスも別に得られなかったし、個人的には面白くはなかった…と言うと語弊があるかな。好みではなかった。
清二と民雄の物語はそこそこ読めたんだけど、孫の和也の物語は、彼女を上司に取られたとか、ホントどうでもいい…(孫世代に移った時、まだ続くの!?と思いました)
まぁ、「父親が清廉潔白だったと思っているのか」という台詞から真相にたどり着くわけだから、全くいらん展開ではないんだろうけどね。
和也の中に流れる警官の血、祖父・清二から形を変えて残っているわけだけれど、和也の方向性もそれでいいのかなあ…と疑問に思ったり。
評価:★★(2.0)
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THEMA:このミス
GENRE:小説・文学
TAG:佐々木譲 「このミステリーがすごい!」2008年版
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警官の血 上巻
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2009年02月11日(水) 17:01:07 | 『映画な日々』 cinema-days
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