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毒猿 新宿鮫II 
2008年11月17日 (月) | EDIT |
毒猿 新宿鮫II毒猿 新宿鮫II
著  者: 大沢在昌
出版年: 1991年
出版社: 光文社文庫/光文社


新宿署の刑事・鮫島、通称“新宿鮫”は、台湾人相手の常設賭場の張り込みをしている時に、賭場に出入りする鋭い目つきの男を目に止める。その後、偶然男が花園神社でチンピラに刺される現場に居合わせた鮫島は、男が台湾の刑事、郭栄民であることを知り、郭が“毒猿”と呼ばれる殺し屋を追って日本に来たことを聞く。2人はお互いの刑事としての信念を知って通じ合い、鮫島は郭に協力することを約束する。
一方、歌舞伎町のキャバレー“ローズの泉”で働く奈美は、ウェイターの楊が、自分のせいで店長・亜木に因縁をつけられているのを助けようと、閉店後の店に戻ると、店には楊と亜木の死体があった。殺人を犯したのに冷静な楊を見て只者ではないと悟った奈美だったが、楊を自分のアパートにかくまうことにする―――――


本は読んではいるんだけど、なかなか更新できません…
「新宿鮫」シリーズは全部そうなんだけど、図書館から借りているから、実際に読んでいるのはこの画像の文庫じゃないんだよね~。新しいバージョンの文庫が出ちゃうと、古いのはなくなっちゃうんだよなぁ。
今回は、一匹狼の鮫島が、台湾の郭刑事と絡む話と、毒猿サイドからの話で進められています。
鮫島と郭の友情が良かった。郭との約束に泣けたわ。これで鮫島は更に重いものを背負ってしまったんだなあ…

毒猿と奈美の関係も悲しい。ラストはちょっと泣ける。
奈美が「楊と一緒にいるのは怖いけれど、離れるのはもっと怖い」と言うのは、何となくわかるなあ。毒猿は殺し屋だけれど、彼の過去がそうさせるのか、読んでいてあまり恐怖は感じない。恐怖と言うより悲しみを強く感じる。だからなのか、読んでいて毒猿にも同情心のようなものを抱いてしまう。

これは新宿鮫シリーズ全編に対して言えることだけれど、新宿御苑で殺し合いが起こるのが、どうも違和感があるんだよねえ。しかも大量殺人だし。馴染みのある場所だから、余計にそう思うんだろうけど…

評価:★★★★(4.0)
男同士の友情に (´;ω;`)ホロリ 一気に読ませる上手さはさすが。前作よりも男の人好みかも。


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恐ろしくて観る気になれません…(笑)

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THEMA:ハードボイルド
GENRE:小説・文学
TAG:大沢在昌 「新宿鮫」シリーズ 「このミステリーがすごい!」1992年版 
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