2008年08月16日 (土) | EDIT |
■ 銀座テアトルシネマにて鑑賞
敵こそ、我が友~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生~/MON MEILLEUR ENNEMI
2007年/フランス/90分
監督: ケヴィン・マクドナルド
ナレーション: アンドレ・デュソリエ
公開: 2008年07月26日
公式サイト
ナチス・ドイツの親衛隊に入隊してから、フランスのリヨンでレジスタンスの制圧という任務に就き、そこでユダヤ人の子供たち44人を収容所送りにし、またレジスタンスの活動家たちに拷問を繰り返すなど、その残虐性から“リヨンの虐殺者”と呼ばれたクラウス・バルビー。彼は重大な罪を犯した戦犯でありながら、1983年に逮捕されるまでその罪で裁かれることはなかった。それは何故か? 戦後の米ソ冷戦を背景に、亡命先のボリビアでも暗躍し、元ナチスの将校たちと連絡を取って“第四の帝国”を築こうとしていたクラウス・バルビーの半生を描いたドキュメンタリー。
混んでいると聞いていたので、お盆ならちょっとは空いているのではないかと思い、行って来ました。平日夜の回ですが、そこそこ混んでいたかな。

2007年/フランス/90分
監督: ケヴィン・マクドナルド
ナレーション: アンドレ・デュソリエ
公開: 2008年07月26日
公式サイト
ナチス・ドイツの親衛隊に入隊してから、フランスのリヨンでレジスタンスの制圧という任務に就き、そこでユダヤ人の子供たち44人を収容所送りにし、またレジスタンスの活動家たちに拷問を繰り返すなど、その残虐性から“リヨンの虐殺者”と呼ばれたクラウス・バルビー。彼は重大な罪を犯した戦犯でありながら、1983年に逮捕されるまでその罪で裁かれることはなかった。それは何故か? 戦後の米ソ冷戦を背景に、亡命先のボリビアでも暗躍し、元ナチスの将校たちと連絡を取って“第四の帝国”を築こうとしていたクラウス・バルビーの半生を描いたドキュメンタリー。
混んでいると聞いていたので、お盆ならちょっとは空いているのではないかと思い、行って来ました。平日夜の回ですが、そこそこ混んでいたかな。
勉強不足なもんで、クラウス・バルビーのことを知らなかったため、興味深く観られました。
「インサイド・マン」で、銀行のオーナーだっけ?がナチスとの関係を隠すために画策してたって裏事情があって、未だにそんなことってあるのー?と思っていたけど、あるんですね。バルビーが逮捕されたのが1983年、死んだのが1991年。そんなに昔のことじゃない。
バルビーがボリビアで“第四の帝国”を作ろうとしていたと言うのにはびっくりした。戦後何十年も経っているのに、未だそういう野望を抱いている人たちがいた…(もしかして“いる”かも)
最後にバルビーの娘が「戦争はまだ終わっていない」と言っていたけど、彼女とは違った意味で本当にそう思いました。
虐殺にしても、命令で嫌々行った訳ではなく、元々粗野な人物だったので暴力的な性質があったように描かれていた(部下にやらせただけではなく、自ら拷問を行ってもいたから)けれど、反面、当たり前かもしれないけれど、家族には優しかったと実の娘から語られてもいる。
バルビー個人に限ったことではないけれど、加害者でもあり、被害者でもある、その両面を上手く描き出していたと思います。
途中までは、自分が子供たちを収容所送りにしたこととかすっとぼけてたので、図々しいなーと思って観ていたんだけど、最後、バルビーが言った台詞「皆が私を必要としたのに、裁かれるのは私1人だ」を聞いて、色々考えてしまいました。
バルビーは戦争を利用したのか、されたのか…
評価:★★★(3.0)
こういうドキュメンタリーも撮れるし、「ラストキング・オブ・スコットランド」のようなフィクション(完全なフィクションではないが)も撮れるし、上手い人だなと思う。ただ、退屈とは違うんだけど、延々とインタビューが続くため、前半がちょっと辛かった…。
こういうことがあったんだということを知るには面白いと思う。彼について、もうちょっとお勉強して行けばよかったかなー。
「運命を分けたザイル」は観損ねているので、機会を見つけてそのうち挑戦します。
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】
「インサイド・マン」で、銀行のオーナーだっけ?がナチスとの関係を隠すために画策してたって裏事情があって、未だにそんなことってあるのー?と思っていたけど、あるんですね。バルビーが逮捕されたのが1983年、死んだのが1991年。そんなに昔のことじゃない。
バルビーがボリビアで“第四の帝国”を作ろうとしていたと言うのにはびっくりした。戦後何十年も経っているのに、未だそういう野望を抱いている人たちがいた…(もしかして“いる”かも)
最後にバルビーの娘が「戦争はまだ終わっていない」と言っていたけど、彼女とは違った意味で本当にそう思いました。
虐殺にしても、命令で嫌々行った訳ではなく、元々粗野な人物だったので暴力的な性質があったように描かれていた(部下にやらせただけではなく、自ら拷問を行ってもいたから)けれど、反面、当たり前かもしれないけれど、家族には優しかったと実の娘から語られてもいる。
バルビー個人に限ったことではないけれど、加害者でもあり、被害者でもある、その両面を上手く描き出していたと思います。
途中までは、自分が子供たちを収容所送りにしたこととかすっとぼけてたので、図々しいなーと思って観ていたんだけど、最後、バルビーが言った台詞「皆が私を必要としたのに、裁かれるのは私1人だ」を聞いて、色々考えてしまいました。
バルビーは戦争を利用したのか、されたのか…
評価:★★★(3.0)
こういうドキュメンタリーも撮れるし、「ラストキング・オブ・スコットランド」のようなフィクション(完全なフィクションではないが)も撮れるし、上手い人だなと思う。ただ、退屈とは違うんだけど、延々とインタビューが続くため、前半がちょっと辛かった…。
こういうことがあったんだということを知るには面白いと思う。彼について、もうちょっとお勉強して行けばよかったかなー。
「運命を分けたザイル」は観損ねているので、機会を見つけてそのうち挑戦します。
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【ぽすれん】
監督:ケヴィン・マクドナルド
出演者:アンドレ・デュソリエ
収録時間:90分
レンタル開始日:2009-01-21
Story
『ラストキング・オブ・スコットランド』のケヴィン・マクドナルド監督による戦争ドキュメンタリー。第二次大戦中、多くのユダヤ人を収容所送りにした戦犯、クラウス・バルビーが辿った数奇な運命を通し、戦後史の知られざる裏側を捉える。 (詳細はこちら)
『ラストキング・オブ・スコットランド』のケヴィン・マクドナルド監督による戦争ドキュメンタリー。第二次大戦中、多くのユダヤ人を収容所送りにした戦犯、クラウス・バルビーが辿った数奇な運命を通し、戦後史の知られざる裏側を捉える。 (詳細はこちら)
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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:ケヴィン・マクドナルド アンドレ・デュソリエ
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この記事へのコメント
りおさん
ヒトラーの映画最近多いよね~、
これちょうど昨日観た映画の予告でやってたわ、
「善き人のためのソナタ」や
「ファニーゲーム」のおじさん出てるんだよね^^
ヒトラーの映画最近多いよね~、
これちょうど昨日観た映画の予告でやってたわ、
「善き人のためのソナタ」や
「ファニーゲーム」のおじさん出てるんだよね^^
2008年08月18日(月) 23:07 |
| mig #JTxNwRAU[ EDIT]
コメントありがとうございます
>「善き人のためのソナタ」や
>「ファニーゲーム」のおじさん
それは違う映画だ(笑)
「我が教え子、ヒトラー」だね。
こっちはドキュメンタリーだよ~

>「善き人のためのソナタ」や
>「ファニーゲーム」のおじさん
それは違う映画だ(笑)
「我が教え子、ヒトラー」だね。
こっちはドキュメンタリーだよ~
2008年08月21日(木) 01:49 |
| りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
てへへ
そうだったの~、自分でもあとで気づいて間違ってたって(笑)
ごめんね!
ここレスいらないよ~^^
そうだったの~、自分でもあとで気づいて間違ってたって(笑)
ごめんね!
ここレスいらないよ~^^
2008年08月21日(木) 09:44 |
| mig #JTxNwRAU[ EDIT]
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