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宮廷画家ゴヤは見た 
2008年10月11日 (土) | EDIT |
 シネ・リーブル池袋にて鑑賞
宮廷画家ゴヤは見た宮廷画家ゴヤは見た/GOYA'S GHOSTS
2006年/アメリカ、スペイン/114分
監督: ミロス・フォアマン
出演: ハビエル・バルデム/ナタリー・ポートマン/ステラン・スカルスガルド
公式サイト
公開: 2008年10月04日


18世紀末のスペイン。国王カルロス4世から気に入られ宮廷画家となったフランシスコ・デ・ゴヤは、一方でカトリック教会批判の版画を描いていた。カトリック教会では、ロレンソ神父の提案で、これまで形ばかりとなっていた異端審問を強化しようとしていた。ある日、ゴヤの元を友人のトマス・ビルバトゥアが訪ねてくる。トマスの娘・イネスが異端者の疑いありとして審問所に呼び出しを受けたまま戻ってこないため、娘の安否を知りたいと、ゴヤが描いたロレンソの肖像画を指し、会う段取りをつけて欲しいと言う。ゴヤはロレンソに話を取り付け、ビルバトゥア家で催された晩餐に訪れる。ロレンソは、イネスは尋問の結果、先祖が信仰していたユダヤ教徒であると告白したと告げる。トマスは、先祖がユダヤ教徒であった事実を娘が知るはずは無く、尋問の苦しみに耐えかねて嘘の告白をしたと反論するが、ロレンソは「神を信じていれば尋問に耐えられるはず」と聞く耳を持たない。業を煮やしたトマスはロレンソを自ら“尋問”して、「自分は猿である」という告白が書かれた書類にサインをさせ、書類と引き換えに娘を返すように迫る。ロレンソは審問所にイネスを戻すように懇願するが、教会はこれを許可をしなかった。切羽詰ったロレンソが牢のイネスの元を訪ね、拷問を受けて弱って怯えているイネスを慰めるうちに、ロレンソは禁欲の誓いを忘れて彼女を抱きしめてしまう―――――


ハビエル・バルデムとナタリー・ポートマンの共演だと言うので、前々から気になっていました。
これって2006年製作なのね。なんでここまで公開が遅れたんだろ。
ゴヤの伝記映画かと思いきや、そうではなかった。ゴヤは狂言回し。まさにゴヤは“見た”で、久々にぴったりの邦題だなと思いました。歴史的背景は知っているとなおいいけど、知らなくても大丈夫です。

煽りのコピーが

それは、立ち入り禁止の、愛

ですが、愛とかじゃないですこれ。
ロレンソはイネスの美しさに心引かれたかもしれないけど、愛じゃない。
イネスのロレンソへの思いも、愛ではない。突然捕らわれた恐怖の中で、自分を慰めてくれるなら誰でも良かった(誰かにすがりたかった)のだろうけど、それにすがり続けて、最後、ロレンソの手をしっかり握るイネスの顔がものすごく幸せそうで、逆に怖かった。

歴史に翻弄されて保身に走り、でも最後の最後には意志を貫いたロレンソが信じていたものって何だったんだろう?

ナタリー体当たりですわ。牢に入る前の天使のような少女から、牢から出てきた後の変貌振り、見事でした。
ハビエルはさすがの存在感。
ゴヤ役のステラン・スカルスガルドも良かったです。一歩引いてロレンソとイネスを見ている距離感が上手かった。この人、「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」のブーツストラップ・ビルなんですねー。

エンドロールでゴヤの画が流れるんだけど、円熟期と言うんでしょうか、宮廷画家として活躍していた頃の画と、晩年の画では全く雰囲気が違うのね。劇中でも出てきたけれど、聴覚を失って、失明にもおびえていたらしいから、その辺の心理が作用しているんだろうけど、興味深かった。機会があったら、ちゃんと展覧会とかで観てみたいなあ。

評価:★★★★(4.0)
飽きないし、見応えあったし、でもちょっと後味が良くないので好き嫌いが分かれるかも。
役者の演技は文句なしでした。


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監督:ミロス・フォアマン
出演者:ハビエル・バルデム、 ナタリー・ポートマン、 ステラン・スカルスガルド、 ランディ・クエイド
収録時間:114分
レンタル開始日:2009-04-22

Story
『アマデウス』の名匠、ミロス・フォアマン監督がハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン共演で描いた歴史ドラマ。18世紀末のスペインを舞台に、宮廷画家・ゴヤが描いた2枚の肖像画に込められた神父と少女のスキャンダラスな愛の行方を綴る。 (詳細はこちら

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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:ミロス・フォアマン ハビエル・バルデム ナタリー・ポートマン ステラン・スカルスガルド 
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この記事へのコメント
NoTitle
とても興味深い映画ですね。公式サイトのプレビュー観ましたが、ナタリーの真に迫る演技を観に行くだけでも価値があるかも。映画を観た後、ゴヤの絵を観たらおそらく今までと違った視点で観れるのかもしれませんね。
2008年10月13日(月) 18:37 |   | リカー子 #-[ EDIT]
NoTitle
りおさん☆
評価高いね!

これ観たらわたしもまたゴヤの画をちゃんとみに美術館行きたいなって思っちゃった。
ハビ様の演技もさすがだったけど、ナタリーもやっぱりうまいなぁって改めて実感!
でもね、映画としては『その土曜日、~』の方が好みでした~★
面白かったヨ!
2008年10月13日(月) 23:28 |   | mig #JTxNwRAU[ EDIT]
NoTitle
りおさーん☆
私もこれは先週の水曜日にシネリーブルで鑑賞してきました。まだ記事アップしていないけど。。。
ハビエル、、、キモ怖かった。ナタリーはなんだかかわいそうで、、、すごい演技だったね!
見ごたえたっぷりな作品だったなー。りおさんも★4つ!私も同じです。

今日は手術してから4日目かな?
お仕事最初は辛かったけど、午後からは慣れてきたし、異物感もなくなってきて、かなり快適だよー!
ド近眼でも角膜チェックに通れば大丈夫みたいだから、りおさんもぜひぜひ♪
検査無料券さしあげますよーん★(と、レーシックの世界に誘ってみる♪)
2008年10月14日(火) 20:33 |   | きらら #-[ EDIT]
リカー子さん
コメントありがとうございますv-411

確かにナタリーの演技は観る価値あるかも。
わたしはかなり引いたんですけどね…
2008年10月20日(月) 12:34 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
migさん
コメントありがとうございますv-411

>これ観たらわたしもまたゴヤの画をちゃんとみに美術館行きたいなって思っちゃった。

絵画なんかの美術を扱った映画だとそう思いますよね。
機会があればわたしも観たいなーと思います。海外までは行けないけども。

>でもね、映画としては『その土曜日、~』の方が好みでした~★

チケットは買ってあるので、来週末辺りに行ければな~って感じです。
超期待!

ハビエルは…ハビ様なんだ?(笑)
2008年10月20日(月) 12:39 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
きららさん
コメントありがとうございますv-411

>見ごたえたっぷりな作品だったなー。

見ごたえはありますよね。後味はかなり良くないけど…

レーシックはやっぱり怖いなー。目だから、失敗したらって考えると…
きららさんの勇気はスゴイわ…
2008年10月20日(月) 12:43 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
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