週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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さまよう刃 
2009年10月11日 (日) | EDIT |
さまよう刃さまよう刃
著  者: 東野圭吾
出版年: 2008年
出版社: 角川文庫/角川書店

妻を亡くし、男手一つで娘の絵摩を育ててきた長峰重樹を、ある日、花火大会に出かけた絵摩が遺体で発見されるという悲劇が襲う。嘆き悲しむ長峰のもとに、匿名で、絵麻を殺した犯人の名前と住まいを告げる1本の電話が入る。長峰は半信半疑で犯人だと告げられた伴崎敦也のアパートに忍び込むが、そこで、絵麻が陵辱されている様子の映ったビデオと絵麻の浴衣を見つける。そこへ最悪のタイミングで敦也が帰宅したため、怒りの余り自分を見失っていた長峰は敦也を殺してしまう。そして、敦也と一緒に絵麻を襲った菅野快児が長野に逃げたことを聞き出すと、自らの手で復讐を遂げるべく、長峰は快児の後を追って長野に向かう。
絵麻の事件を担当していた警視庁捜査一課の刑事、織部孝史は、敦也の死体発見現場に残された指紋などから、長峰を重要参考人として追わざるを得ない立場に。織部は絵麻の事件の状況から、長峰に同情する気持ちが沸いてしまい、迷いながら長峰を追うが―――――


しばらく前に読み終わっていたのですが、映画化を前にやっとレビューを書きました。
天使のナイフ」と同じく少年犯罪を扱っていて、「天使のナイフ」の主人公が、犯人を殺したのではと疑われる父親なのに対し、こちらは実際に犯人を殺してしまう父親の話。こんな事件が起きなければ、長峰は復讐なんてしてはいけないと思う人だったろうと思うとやるせない。実際、最後の密告電話が入る直前までは自首も考えていたんだし。

小説の中だけのことじゃないんだよね。実際に、これと近いことは現実でも起こっている…
長峰と同じ立場になったら、わたしも同じことをしようとするだろうと思う。
少年法の目的は、罪を犯した少年を更生させることと言うのはわかる。でも、被害者の立場からすると、身近な人間が殺されて、でも犯人は少年だから、彼には未来があるからそこで償わせると言われても、じゃあ殺された人間の未来はどうなるの?と思ってしまうよね。
どの法律でも、人間が作ったものである以上完璧と言うことは難しく、穴があるのはしかたないと思う。でも、少年法を「自分たちを守ってくれる法律」として、「罪を犯してもそう大きな罪にはならない」と誤った認識をして犯罪を行う少年が1人でもいる以上、やはり今の時代にそぐわないと思わざるを得ない。

事件に関わった長峰、真野、そして久塚は「正義とは何か」「警察官として法を守るとはどういうことか」と言う、正解のない問いをずっと自分にしていくだろうなと思った。

評価:★★★★★(5.0)
元々東野ファンなので、点が甘いとは思いますが…。
ずっしり重い作品が好きならば是非。amazonのレビューでは「性描写がキツイ」とか「読後感が良くない」と結構書かれていますので、そういうのが苦手な方はご注意を。(でも、描写がキツイからこそ長峰の怒りが伝わってくるのだと個人的には思うけど)

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THEMA:東野圭吾
GENRE:小説・文学
TAG:東野圭吾 
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